日々草

尾張の里山のさくらもやっと満開となりました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今朝の散歩道は、さくらが川辺にしだれて競い咲き、

それは見事な眺めとなりました。

さらに、桜並木の途上に1本だけ、濃いピンクの花ももが見事に咲ほこり、

ソメイヨシノの淡いピンクのアクセントとなり、

一段と華やかにさくらの花びらの洪水となっていました。

さらに、見上げれば山肌には、もう山桜まで開花し、

新緑の萌黄色と山ざくらのうすいピンクが

やさしいハモニーをかもしだしています。

 
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（少年院の庭山）

さらに、しだれざくらまでもが、濃いピンクの蕾をふくらませ、

柔らかな春の風に揺れています。

遅かった春は、

一度にどっと芽吹き、花を咲かせ、

いのちの息ぶきをあたり一面にまき散らしています。

そして、川辺にはユキヤナギが、

雪を降り敷いたかのように朝の陽光のなかで白をきらめかせている。、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　（かもが池のユキヤナギ）

小さな花々も一斉に咲き、

その陽だまりにベニシジミが可愛らしい羽をひろげて日向ぼっこ。　                                 
                                                       　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　（かもが池の土手の陽だまりで）

生きているものみな、その生命力をみなぎらせる春。

春らんまん。今朝の散歩小径。

可愛らしい新入生がにこにこと「オハヨウ」と、

声かけてくれた朝。

そのはずんだ声の響きにも、みなぎる春がある。