カテゴリ:学力について
最近出合った低学力の子供たちは、ほんとうに低学力なのか? 先週から今週にかけては、中学、高校ともに、1学期の期末試験期間となり、この婆さんも子供たちとねじり鉢巻で勉強いている。まさに、数学、英語、はたまた国語と教科勉強の頭をフル回転、脳の血管が働きすぎて破裂するのではと思うほどである。老い行く身にはこの頭の使い方は応える。過度の局部疲労は禁物禁物。 最近の大学、とりわけ地方の私立大学には、恐ろしい程の低学力の子どもがどんどん入学している。定員を充足させるためには、なりふりかまっておれず、指定校推薦という名のもとに、まったく大学の勉学に耐えない生徒もスイスイと合格させている。 私の所にも最近、今まで経験したこともないような低学力の子どもが、抜き差しならぬ状態に陥り、やって来ている。 しかし、最近出会っている低学力といわれる子供たちは、以前のそれとは、少し様子が異なっているように見える。 このような生育過程を全くといっていいほど踏んでいない子どもたちが大量に存在し始めている。 スポーツも疲れる、面倒くさいといってやらないし、家事労働をしたこともないし、友達とぶつかり合って思いっきり遊びほうけた経験もほぼない。 幼い時期をこのように大人たちの消費的刹那的な生活の付録物として育ってられてきた子どもたちが、今、育ちそびれて、とても人間の精神構造とは、程遠い状態に置かれている。 現実には、貧困と結びついて更なる悲惨で困難な状態に置かれている子供たちがかなりの数いるということだ。 彼らの得意分野はモノにたいする知識である。商品知識である。しかも、その知識も世間がコーマシャルしている程度のもの。ゲームやパソコンのサイトでは遊んでいるらしい。これが唯一の彼らのやっている生活といえる。 親のどちらかも、だいたい子どもと似たような生活をしている。親自身が幼児的なのである。 義務教育は、このような低学力の子供たちの問題を深く掘り下げ、それに見合った学習計画を立てて教育活動を行なうべきではないか。 マイケル・ジャクソンが最近死んだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.07.02 22:13:54
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