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2008年10月23日
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カテゴリ:無加自
初心者はまず、
声をどのようにして出すのか、ここに

大きな勘違いをしています。


歩く、で例えれば、ただ歩くのと
正しいウォーキングが違うのと同じ。

いつも通りの自分のクセで歩く のと
正しいウォーキングはまるで違う。

必要なこと、やるべき事、やってはいけないことなどが
いろいろあるわけですが、発声でいうとまず


声の出し方、があります。

正しい声の出し方を学ぶには、まずいつもの
声の出し方を忘れる事。

意識を変える事。


しゃべる、歌う、こういった声の出し方から
自分の体で音を出す、この感覚が必要です。


体は楽器、今ではそこらで聞く言葉ですが改めて
自分の体で音をだす、これを頭にしっかり入れてください。


美しい文字の書き方でも同じです。いつも通り、を止め
最初はやりにくくても要点がわからなくても

ポイントを外さないよう気をつけ続ける。
そしてなれるまではひたすら繰り返し、大脳から小脳(運動連合野)で
反応出来るまで時間がかかる事を承知して

無心で繰り返す反復が絶対に必要なのです。


やり方


音は振動です。響かせる事を意識しましょう。
あなたが声を出した時、体が振動するほど
良い声です。

その時、これまで通りの感覚で
「良い声」「悪い声」を自分の耳で判断しない事。

ただ一つの基準は自分の体が振動する事、
これだけなのを忘れないように。


ーーーーーーーーーーーーー
口を無理しない範囲で大きく開けます。
指を縦に2本、出来れば3本加えられる事が望ましい。
(顎関節症などがある人は1本でもOK、逆に無理してはダメ)


ピンポン球を口に入れた状態を想像して
口の中を広くキープしたまましっかりとクチビルを閉じます。


最初は口腔内(口の中)を広く取るために上の歯と下の歯が離れていても
構いませんが、慣れたらなるべく歯は重なりつつも
口腔内を広くキープ。

(この時、下の前歯が上の前歯よりも少し前に出ているとより
 良い音色になります)

感覚を掴むために、実際にハンカチなどを丸めて口に入れてみるのも良いでしょう。

この時、クチビルは絶対開いてはいけません、
音色の善し悪しに関わります(詳しくは後述)


鼻で深呼吸を繰り返し同時に胸郭の力を抜き
呼吸の度に収縮する肺の動きが胸の動きでわかるくらい、を
意識しましょう。

緊張しやすい人は胸、胸回りが固く、初めは胸郭の動きを
感じないかもしれません。

その場合はリラックスを意識し、全身の力を抜くようにして
深呼吸を繰り返します。
胸郭が固いまま、動かないままで先の段階に進んでも全く効果が出ないので

入浴時に行うなど、とにかくリラックスして深呼吸、その時に
自分の胸回りが肺の動きに釣られて大きく動く事を
確認してください。


次にこの状態のまま、なるべく小さい音(声)を出します。
そして可能な限り音程を下げます。

そう、極力、小さく低い音、イメージは携帯のバイブ。

音、発声、というイメージから、響き、振動を心がけましょう。


この時、発声を意識しすぎると音がつまり音色が汚くなります。
ポイントは、鼻からも息が抜けている事。

鼻(鼻道)を詰めていると音がコモリ、通りの悪い音になります。
また前述したクチビルが開いていると

そこから息漏れしやすく、より鼻の抜けがなくなってしまいます。


クチビルはしっかり閉じたまま、鼻の抜けを意識することで
副鼻腔の共鳴が高まり、音に透明感が加わります。

慣れてきたら胸に手を置き肋骨などが振動しているかどうかを
確かめましょう。

この場合ももちろんリラックスしている事が非常に重要ですから
自分の気持ちが落ち着く、よりリラックスが深くなるような
発声がベストです。

息苦しい、または響きが薄い、クチビル、鼻の奥がかゆくなるなどは
鼻の抜けが不十分な証ですので、大げさなくらい鼻から息を吐きます。

余談ですが黒人の発声がなぜあれほどパワフルでかつ暖かみがあるかの一つに
小鼻の大きさ、があります。声帯も長くかつ下あごが発達し口腔も広いので
彼らは自然に下の歯が前に出やすいので、それを意識して真似しましょう。


慣れてきたら、殆ど聞こえないくらいまで音量を落とし、しかし
響く(体が振動する)ことを意識してさらに小さくしていきます。

同時に触れていた手を胸だけでなく頭蓋骨、側頭葉、首などから上半身各部、

さらに大腿部や膝、足の指までを響かせて行きます。


この時、ちょっと胸が響いたからと言ってすぐ足まで響かせたいなどと
考える人は必ず失敗します。
焦りが生まれて響きが薄れているにもかかわらず
響かせたい、と欲だけになると、

振動=音の響きの良さ 

ではなく強い振動にばかり気がいってしまうので
いつのまにかがんばり、結果力んで音が汚くなります。


大切なのは自分が深いリラックスを伴って(頑張らず)
自分の体を共鳴させる感覚を養う事。


そこから出てくる音が、あなた本来の音です。

欲、頑張り、焦り、力み などではなく


出すほどに楽になり自分が深く解放され
聞く相手さえも包み込むような。


一説には固有振動波の影響から細胞を刺激し免疫を高めたり
病気の治癒を行ったりすることもあります。

トマティスメソッドで言う、良い周波数を聴かせると
トマトがおいしくなったり乳牛の乳の出が良くなったり
お酒がおいしくなるなどの例は聞いたことがあるかもしれません。


ーーーーーーーーーーーーー

以上に書いたやり方は最初(なれないうち)ほど
最初はマドロッコしいかも知れません。


きれいな字を習って書く(練習する)ように、
普段よりやりにくく、遅いかもしれません。

ですがこれが正しさを身につける上で必要な回り道、
ですから焦りは禁物です。


では響きに慣れてからは?

十分響かせたあとに、その音色をキープしたまま
少しずつ口を開きます。

最初はクチビルが開いた途端、音色が変わってしまうか
逆に全く変わらないとしても

最初に十分響かせていない、ということもありますから

まずは一番最初の行程をしっかりと行いましょう。

そして少しずつ口を開いても音色が変わらなくなったら
長くキープします。


その感覚がつくほど、段々と大きな声も出せるように
自然になります。

あくまで自然にできるようになるまで待ってください。


少しずつ音程を上げるのもOKです。


ーーーーーーーーーーーーー
ポイント


全体として響かせる音は我々日本人の感覚だと
少し音を飲み込んだような感覚になるでしょう。

それだけ普段、だらしなく垂れ流している証拠です。

楽器でも良い音色というのは余裕があるもので
少し含みがあると言うか、ついだらっと出すものでは
決してないのです。

また、後ろに惹き付けてしまうクセがある人
(立った時、上半身が下半身に比べて後ろにある人)は

逆に飲み込みすぎてしまう場合があります。
このタイプは、胸郭が動きにくいはず。

大きな呼吸で胸回りが十分に柔らかく動く事を
意識し続けましょう。

発声時に胸郭の動きが止まってしまっていないかも気をつけて。

発声をしている時、頭がどんどん後ろに引っ張られるような感覚がある人も
同様です。


中級者へのポイント


スクワットをしながら行う、歩きながら行うのは
下半身(腹部の解放と連動)に繋がるので大変、有効です。

また腰が固い人、歪みがある人は平行して開脚や
四股など腰回りのストレッチを行うと発声の改善が速くなります。

ーーーーーーーーーーーーー

さいごに

この発声の仕方は従来の声の出し方の感覚と
大きく異なるかもしれません。

それは例えば正しいウォーキングの歩幅は
自分の身長の半分なので慣れないうちはものすごい大股で
かえって歩きにくく感じるのと同じです。


大切なのは、自分が深く落ち着いて音が出せる感覚。


いくらでも大きな声を出せるような余裕を作り出すこと。


これまでのあなたの声を忘れてください。
やり方通りに行い、そこから出てくる響きに
意識の焦点を合わせてください。

あなたが、美しく豊かで響く音を奏でる楽器になる、
大事なのは、ここなのですから。

ちなみに私はこのやり方を身に付けた事で
黒人のプロのゴスペルシンガーから

「お前のゴスペルには、黒人にしかないはずの
 ナチュラルギフト(神からの贈り物)がある」

と言われました。

しかし私はクリスチャンではなく
黒人でもありません。

大切なのは、正しいやり方を身に付ける、
これなのです。









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Last updated  2008年10月24日 00時59分24秒
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