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テーマ:デザインコラム(293)
カテゴリ:無料素材(ブックカバー他)
諸事情によりこちらでまとめちゃいましたが
印刷するだけの新作ブックカバーです もう15作目 適度に好評で(笑) あちこちで紹介され始めました 15 - Watch こんなメカニカルなのもおもしろい ってなことで機械式時計の中身をパチリ 動いてるムーヴメントを見てるだけで和むもんです この時計は1920年代製 アールデコの腕時計 まだ、ケースがちゃんと作れない時代のなので ヒンジで開閉するタイプ まぁ、以前にも紹介しましたし この回でマニアな話をしてもなんなので(笑) ダウンロードはこちらから 中身は見えないのに書籍紹介(笑) 考えてみたら今までこの本にふれてなかったなぁ 「奇想の系譜」 ちくま学芸文庫 辻 惟雄 現在は文庫で出ているので手に入りやすいですが もともとは1970年に出版された 日本美術界を揺るがしかねないほど センセーションを起こした本でして・・・ とかく日本美術史で習うような画家は 狩野派やら淋派、応挙がどうしたと イマイチ興味がもてなかったんですよ なんか高尚すぎて綺麗だけど楽しくない(笑) 日本の美術ってそんなにストイックだったのかなぁ と思っていたところへ教えてもらったのがこの本 ココで初めて知ることになる画家が6人 日本でもちゃんとアヴァンギャルドがあったんですよ (当たり前だけど) だってまじめに師匠の絵を写してばかりなワケないもん(笑) いきなり羅列しちゃいますが 憂世と浮世―岩佐又兵衛 http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/050115.htm 桃山の巨木の痙攣―狩野山雪 http://www.yoshimizu-shrine.com/bunkazai.html 幻想の博物誌―伊藤若冲 http://www.shinenkan.com/Index/JK_Frame.htm 狂気の里の仙人たち―曽我蕭白 http://www.shinenkan.com/Index/SH_Frame.htm 鳥獣悪戯―長沢蘆雪 http://www.shinenkan.com/Index/RO_Frame.htm 幕末怪猫変化―歌川国芳 http://www.cat-city.com/museum/ukiyoe/exhib.html ※ほとんどTHE ETSUKO AND JOE PRICE COLLECTION さんからのリンクになっちゃいました 伊藤若冲の世界的に有名なコレクターでして 無断ですので問題があれば連絡ください と6人を紹介 詳しく書いちゃうより読んでいただきたいですが エグイ岩佐又兵衛や夢に出そうなキャラの曽我蕭白(笑) アルチンボルドのように人を組み合わせて人の顔にした国芳 なかでも伊藤若冲は特に好きで、以前コラムでもふれたけど たぶん日本で元祖のデジタル画家 もちろん江戸時代にPCはないけど 正方形のマス目(ドット絵)で描いてみたり モチーフをコピーにペーストでぺたぺた(笑) コラージュっぽい手法やら 魚が空を飛んでるようなシュルレアリスティックな構図 サイケっぽい絵など ホントいろいろ 同時代の有名画家が描くことのない絵ばかり 同じように動植物の絵が得意な円山応挙の めちゃくちゃリアルな それこそ図鑑の挿絵に比べ たくさんニワトリを飼ってまで 一生懸命写生しても デフォルメなイメージの若冲(笑) (とはいえ凄く緻密で上手いんですよ) もう、表現の出発点が違う 確かに 応挙が現実の動物図鑑なら 若冲は幻想の博物誌 うん!よくわかる(笑) この本も読んでいただきたいですが やっぱり絵画は実物を見たいですね あまり公開されないけど(笑) 西洋と比べて日本の美術は枯れてるなぁ なんて思っている人はぜひに! 続編のこちらもお薦めです nagoo 本館 http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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