今年の流行茶 黄金芽
ここ数年、中国で今注目されている新品種に黄化変色品種があります。中でも、今年最も注目されている流行茶といえば、「黄金芽」。 安吉白茶は、白化変色品種の緑茶が有名ですが、今度は黄色い緑茶品種の「黄金芽」です。原産地は浙江省余姚市で、黄金芽は現在のところ、国内唯一品種認定を受けている黄色変異茶葉の新品種です。 黄金芽は一年間、四季を通じて黄色く、乾茶も明るい黄色で、水色も透明感のある黄色で、味は旨みが凝縮されています。 黄茶のアミノ酸含有量は大体5.8%で、最高9,6%と一般の緑茶の2%や安吉白茶の6%よりも高いのです。さらにビタミンCも0,11%高いそうです。 さらに、健康茶として注目させているのが、心臓病と冠状動脈性心疾患に効果があるということ。 ということで、成金達の道楽の一種、お金を積んで高級茶葉を入手することにステイタスを感じる現象が起こっています。 毎年毎年、本当にお茶の高騰の裏には、闇の存在が見え隠れします。中国では、なんでもかんでも、盛んに「炒作」されます。「炒作」とは、投機的売買、売名行為、マスコミ操作などで価値をどんどん持ち上げていく状況を言います。お茶業界でいうと、まずは2005年前後に起こったプーアル茶に続き、金駿眉紅茶、白茶、小青柑、そして今年の黄金芽という感じで、年々新しい投資先が登場している状況です。これらに共通しているのは値段が高騰するほか、相当の量の偽物が流通するということ。 今年の余姚の黄金芽は8000元(約128,000円)/500g。日本では考えられないですよね…。でもね、なんと7月のお茶会にはこの黄金芽をお出ししますよ~。是非ご期待ください。天然の黄色のお茶「黄金芽」と正真正銘太姥山の白牡丹白茶