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テーマ:もっと!藤子不二雄(208)
カテゴリ:『ドラえもん』
「母は強し」という話をしたばかりですが
ドラえもんにおける母親像はどうでしょうか。 のび太の母親は、いつも 怒ったり、注意したり、お説教したりなど (原因はのび太にありますが) 子供目線からは、ちょっとうとましい感じに 描かれているかもしれません。 面白おかしい物語を描くには 相反する真面目で厳しい存在があった方がいいと F先生は考えたのかもしれません。 ドラえもんの道具で 遊んだりふざけたりするのび太の身近には きちんと注意できる大人(母親)を置こう という設定なのでしょう。 F先生は、結婚された後、家を建てられましたが お母様を呼び、奥様も子供も一緒に過ごされました。 これは、F先生はお母様を、とても 大切にされていたということでしょう。 さて、ドラえもんにおけるのびママですが のび太のことを、本心ではどのように感じているのでしょう。 藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 6巻 大全集の6巻に収録されている 『タマシイム・マシン』という話を紹介いたします。 < ストーリー > ■ 転んでケガするのび太 のび太は、ひざがすりむけて血が出てしまうが のびママは、そっけない・・・ ■ 不満に感じるのび太 血が出ているのに、全然かまってくれない・・・ ■ 小さい頃はよかったと振り返る ■ 「タマシイム・マシン」 「あの頃に帰りたい」というのび太に ドラえもんが過去に帰れる道具を出します。 ■ タイムマシンの一種 魂だけが、タイムマシンのように 過去に行くことができます。 ■ 年齢を満1歳に設定 ■ のび太の魂は1歳の頃へ・・・ ■ のび太は赤ちゃんになっていた!! ■ 大喜びののび太 ■ のびママがやって来る ■ その頃のび太の魂は移動中 ■ 若き日ののびパパ ■ のび太のおばあちゃん 多くの方が、ご存知かもしれませんが のび太のおばあちゃんは、のび太が幼稚園児の頃まで生きてました。 ■ 赤ん坊はいいものだなあ~ ■ 赤ん坊の寝る時間 ■ 歌いだすのびママ ■ のびママの子守唄 ■ そして・・・ タマシイム・マシンから、のび太が戻ると・・・ ■ のび太は現在に戻る ■ 涙を流すのびママ ■ のび太を抱きしめるのびママ ■ 心臓が止まりそうになったのびママ ■ 倒れそうなのびママ ■ 母親は苦労する・・・ ■ 気苦労で倒れるのびママ そして最後は、横になっているのびママに のび太は毛布をかぶせて 「ぼうやのおもりはどこ行った~」と 子守唄を歌って、終わります。 終わりの方で、ドラえもんがのび太くんに 「君みたいな子供を持てば苦労するさ」といいます。 本当のことでしょうが、ドラえもんは結構ズバッといいます。 ですが、これは、のび太くんへの言葉でもありながら 「母親というのは、いつも子供に苦労しているものですよ」という 子供たちへのメッセージとも取れます。 いつもは、注意したり、怒鳴ったりと 何かと、うるさく見えてしまうのびママですが わが子が大変な状態になれば、心配もし いつも気にかけていることも分かります。 こんな話もあると、野比親子も安心できますね ドラえもん 13巻 (タマシイム・マシン/ ジャイアンシチュー/ 悪魔のパスポート/ ハロー宇宙人 など収録) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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