「みきおとミキオ」と神秘的な洞窟
何気なく見ていたバラエティでなかなか面白そうな特集がありました。23日の番組です。 < 『飛び出せ! 科学くん』より>■ 神秘の洞窟の探検ですとにかく美しいという洞窟なのですが一般人は、立ち入り禁止とのことです。■ 今回は専門家と一緒に特別にTVカメラから拝見できますまるで、人が作ったかのような柱があります。一見、驚きはないと思いますが・・・■ 「石のタケノコ」と書いて「石筍」(せきじゅん)といいますこの石筍は、天井からポタリと落ちてくる滴からできていますその滴の中の、小さな小さな物質が溜まって積もっていきます。■ どう見ても最低160cm以上はあります1cmの高さになるまで130年かかるというのです!!1cmは、指1本の太さよりも小さいですよ。絶句です!!石筍も洞窟全体も、天然記念物に指定されてます。この石筍の高さは分かりません。男性陣の身長も分かりませんので推定になるのですが、もし170cmくらいだとしますと130年(1cm)×170=22100年 という数字になります。石筍が見れたことも感動なのですがおよそ2万年という、文字通り「積み重なった」歴史がこうして拝めることができたのが大感動でした。どうか地震で崩れませんように!!!!この洞窟を見ていたら「みきおとミキオ」を思い出してしまいました。数万年(あるいはそれ以上昔)の歴史が実際にこうして、洞窟で実在しているのなら100年先の未来とつながっていても不思議ではないと、思えてしまいました。< 「みきおとミキオ」あらすじ >みきおくんの近所のほら穴が、100年先の未来とつながっていて、自分と瓜二つの少年に出会います。 『 昆虫園でデート』より■ 未来へ行くのが楽しみ顔は双子のようにソックリなので服を交換するだけで、入れ替わりが完了します。■ マリちゃんと出かける約束があった入れ替わりで来ているのでもちろん、この約束も知りません。■ 昆虫園に到着その名のとおり、昆虫だらけの場所だった。辺りには、セミや蝶がいる。■ 未来では虫の居場所がなくなっていた■ 虫たちに驚くマリちゃん「みきおとミキオ」では、未来の最先端の姿がメインではなく未来の視点から現代を映し出しているのが特徴ですね。 『 科学的大どろぼう 』より■ ほえるポンチ「ポン、ポン」とほえるから「ポンチ」なのでしょうか?(笑)鳴き声を「ポン」と表現できるF先生は、本当に頭が柔軟でおられます。 『 ポンチがしゃべった 』より>原稿紛失により印刷物から複写(注意書き)ということで、画像がやや荒くなっています。■ 未来では生き物も手術で話せるように!!未来のことに詳しくないみきおはマリちゃんから手術の話を聞く。■ ポンチを手術させる今まで鳴くことしかできなかったポンチがしゃべれるようになりました。■ なんとポンチは女の子意外とおしゃべりなのが面白いですね。みきおのなで方は、毛並みと逆だったんですね(笑)ポンチがしゃべれることによって、物語としてはふくらみやすくなるので、仕方ないのですが個人的には「ポン、ポン」と鳴いていた頃も好きでした。藤子作品では、主人公のそばにいるロボットや不思議な生き物は、男性キャラが多いのでポンチが女性キャラなのは、珍しいことです。 < F作品における主人公(少年・少女)の主なパートナー >ドラえもん(のび太)、Q太郎(正太郎)、コロ助(キテレツ)チンプイ(エリ)、コンポコ(魔美)、ブービー(みつ夫)バケル(カワル)、ゴンスケ&モンガー(21エモン) などなどみ~~~んなオス(男性キャラ)なのです!!ドラミちゃんは、女性キャラですがのび太のパートナーではないですしがん子ちゃんは、「パートナー=一緒に手を組む」という定義には当てはまりません。パー子も、正体を明かしていないのでちょっとパートナーとまではいきませんね。オナベさんは、21エモンと冒険には行かないので、ちょっと弱いです。ポンチ以外の女性キャラはミウミウ(バウバウ大臣)ですね。 『 水着は海底に 』より■ みきおはマリちゃんと海へ行くことに■ 海も人工設備だったしかし、海はビルと一体に建てられていた。どうやら海も、人工スキー場のように管理されているようです。ジャンルは、明らかに小さな子供向けの立派な児童マンガなのですが未来の描写は、風刺や警鐘とも受け取れ大人になって読み返すと、F先生は見事なSF世界を描いていることに気づかされますね。とても’74(昭和49)年に描かれた作品とは思えません