エジプトコレクション・26
今回の週刊「EGYPT」には、ツタンカーメン王の棺の第2の逗子に掛けられていた、亜麻布の棺覆いがついていました。右側は、亜麻布を掛けるための枠組みで、本物は、石膏を塗った木の上に金箔が施され、中央の5本の枠には黒い樹脂系塗料で縞模様が付いていたそうです。亜麻布には直径約5cmのブロンズのマーガレットの花飾りが20cm間隔で縫いつけられていたそうでその亜麻布の飾り付けを自分でつけるようにセットが付いてきました。まず、黒点が並んだ下敷き紙の上に布を置きます。黒点にあわせて、金色の2mmほどのビーズを置いていきます。これが結構神経を使う作業で、ちょっと布を動かすとビーズが全部ずれてしまうので大変でした。ビーズも裏表があり、すぐひっくり返ってしまうので、慎重にピンセットを使って置いていきました。ビーズの裏反面にはのりがついていて、キッチンペーパーをかぶせた上からアイロンで熱してのりづけをします。完成して、枠組みの上に布を掛けた様子です。さっそく、第2の逗子の上に被せてみました。それにしても、古代エジプト人は、豪華だけでなく、なかなかしゃれたことをしますねえ。