|
カテゴリ:秋田県・福乃友 冬樹
一通り蔵を見せてもらい、造りの説明も受けて一安心。いよいよ今期に造られ
た酒のキキ酒をする真剣勝負の始まりです。(前のブログの続きです) 「これってキキ酒の風景か???」 蔵人が食事をする部屋には、賄いを作るオバチャンの手料理がドッサリとテ ーブルに並んでいました。私の大好きなシャブシャブまでありましたよ~♪ 激ウマの牛肉で、帰ってきた今でもヨダレがでる程です。 白菜の漬物がめちゃウマ! 比内地鶏のハムも旨くて旨くて、わたしゃもう...... とりあえず料理の事は置いといて、酒の報告をしなければいけませんね。(^^: 結論からいいますと、とても良く仕上がっています。古関さんが『素人集団』と いう割りにはビックリの完成度の高さ!! 彼は杜氏の資格も経験も無いそうです が、これだけの酒を造れる技術力としっかりとしたコンセプト。そして蔵人の統 率力は、どこの蔵に行っても十分に立派な杜氏として通用しますよ。 蔵に置いてあった酒は、どれもキンキンに冷えていて最初のうちは良く分かり ませんでしたが、温度が上がるにつれ今までの福乃友の味わいが蘇ってきま した。 「これもキキ酒の風景なのか?」 鶴田杜氏が造ってきた福乃友の味わいを踏襲しながらも、“古関流”とでも言 うべき綺麗な仕上がり。本醸造から純米酒まで5種類呑ませてもらいましたが、 共通して言えるのは香りは控え目で程よい酸と旨み。食中酒として料理の名 脇役となる申し分のない美味しさです。 私の不安を取り除くどころか期待以上の美味しい酒が出来て、感動の涙が出 そうでしたよ。地元には少しずつ出荷しているそうで、錦本店でも早く販売した いところですが、前のブログに書いた通りの事情でもう少し先になるかも知れ ません。 「ふむふむ。こういう酒を造るって事は、この酒が好きに違いない。」 一通り呑ませてもらって、ピンと来ました。事前に一星さんから、錦本店で販 売している純米酒を六種類持って来てと頼まれていました。(美味しい料理と 酒をご馳走になった上に、酒までお買い上げいただきどーもすいませーん。) その六本の中から「これを呑んでみて。」と開けました。私にゃどんな酒が好 きなのか、そしてどういう方向性を目指しているのかが全てお見通しさ。 なーんちゃって。 「うわー! これ美味いっす!!」 どうですか、杜氏の役割を勤める古関さんの満面の笑み。激ウマ牛シャブの 湯気に隠れてよく見えませんが、皆さんご存知『酒屋八兵衛・山廃純米酒』 です。古関さんが造った酒を呑んでみて、共通するコンセプトを感じたんです。 この酒の良さを理解してもらえて、私も嬉しいです~。 元坂さんと女将のとうこさんも、ここに八兵衛が登場するとは夢にも思ってい ないでしょうけどね。これを見て、スランプを脱出して下さい(笑)。 キキ酒と称した酒談義は17時半頃から、二次会も合わせて午前1時半まで 延々8時間も続きました。(アホか!) だって蔵元で呑む酒って、やたらと美味い んだも~ん♪ 会の途中で、古関さんと一星さんは作業に戻りました。こんな状況でも造りの 手を抜かずに、ビジビシと気合が入っています。 この臨場感あふれる酒の容器がまた、何ともいい感じ♪ 古関さんがタンクに貯蔵している酒を持って来てくれました。まさに『杜氏直 汲み』ですね。これは秋田県に古くからある酒造好適米の、改良信交で造っ た純米吟醸生酒です。これがまた、美味いのなんのってあんたっ!! いずれドッサリと入荷予定です。その時になったら、福乃友の製品について コッテリと説明する事にしましょう。今回の一泊旅行は、蔵元も私達もお互い に価値のあるものになりました。今もその喜びを噛みしめながら、このブログ を書いています。 どうぞ若い力のみなぎる、『新生・福乃友』にご期待下さい。 えっ、今日は呑んでねーのか?って...... 夕べはちょいと呑み過ぎたしー、車の 雪中運転も疲れたしー...と言う訳で1月7日以来、今年三回目の“自酒規制” ですー。 やれやれ、長いブログを二つも書いたので肩がコリコリです。さてと、お風呂 に入って寝よっと。コテン...... ↓↓↓↓ポチッと応援宜しくお願いします!! 『人気blogランキング』⇒クリックしていただけると、とーーーっても嬉しいです。 ------------------------------------------------------------ ★川嶋宛の非公開メールはこちらへどうぞ。 ★美味しい日本酒とワインは、錦本店へどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年02月25日 00時35分00秒
[秋田県・福乃友 冬樹] カテゴリの最新記事
|
|