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夜中に書いたものは恥ずかしいものになるから普通ならこんな時間に書いたりしないんだけど、それなのに何で夜中に書いているかと言うと昼間だとちょっと書く気になれないんじゃないかって…(^^ゞ まぁ、未成年の人は今日はご遠慮下さい。一応きわどい表現などは含まれてはいませんが…
「M」といえばプリンセスプリンセスがそういう曲を歌っていましたんで思い出す人も多いかもしれませんが、今日取り上げるのはそうじゃないんです。 「うちの女の子はね、みんな頭文字がMになる名前なの。マゾのM。」 こんなセリフがある「M」と言う短編集は馳星周の作品だ。ノアール(暗黒)小説の馳星周には大沢在昌に似てるってことで定番の「不夜城」から入ったんだけど、裏の書きあいってのが今ひとつ馴染めなかった気もしたけど、バイオレンスには夢枕獏や菊池秀行で慣れっこ(?)なんで平気といえば平気だけど(けどが多いな…)まぁ、なぜか去年の暮れに文庫で買っていたのに積読だったんだよね<「M」 何で読めないのかが解らなかったんだけど、とりあえず読んでみた。 バイオレンスじゃない、ポルノだ。 一応殺人は起る。ミステリィじゃないから謎解きなんかない。愛憎の果てに殺すと言うものだ。詳しく書くとネタバレになるから書けないんだけど、死体の出てこない「眩暈」は自分以外(?)の身近でありそうな話だけど、主人公は嵌められたのか、単なる妄想の人だったのか、判断に窮してしまう。まぁ、思い込みが激しいとこういうことになるんだと言ってしまえばそれまでだけど、「もしかして」と言う気持ちは残ってしまう。女子大生が就職活動に疲れてふとした郷愁から転落していく「人形」はこれまた不思議な愛憎関係になっている。ファザコンゆえに「似ているもの」で代用したり、代用しているつもりが代用されていたり… 滅茶苦茶な関係がほぐれたときに起ったことは… 子供がイジメにあっており、夫は失業中でお金を稼がなきゃいけない主婦を描いた「声」は、これまたありがちなパターンで堕ちていくんですよね。手軽にお金が稼げるわけなどないけど、一度上手く行くと何度でも上手く行くと思い込んで、そこに潜んだ危険になど目が行かなくなってしまう。そして表題作の「M」は勤労学生がふとしたことから昔の記憶をよみがえらせ、壊れていく様が描かれています。最初のセリフはこの「M」に出てくるもので、「彼」はSMクラブ(?)に行ったことで思い出してしまう…かつて母親のことを思うあまりSMプレイ中の父親を刺し殺し、母親に嫌悪されて割腹自殺を図るも死に切れず、鑑別所を出て母の妹である叔母に引き取られるが、父親の代用品として愛された挙句お腹の中の子とともに自殺されてしまう…そんな過去の思い出は常に汗とともにあった。汗をかいてた父親と母親、汗をかかなかった叔母と「彼」、SMクラブからやってきたのは汗をかかない女だった… 繰り返し言いますが、これはポルノです。 ノアール小説を期待してはいけません。まぁ、実際には人間の愛憎の深い闇を描いたものだから「ノアール」と言えなくもないけど、○クザ関係は一人しかでてこないし、チームもチョイ役で出てくる程度かな?権謀術数とは関係ない、純粋な(?)日常のお話なんですよね。だけど、ポルノだから… とはいえどぎつい性描写ってほどでも…(^^ゞ<おひおひ!! 赦されざる愛ってのは燃え上がるものかもしれませんね。赦されないからこそ執着したりする… 仮に赦されていたらそれほどまでに執着したのだろうか?まぁ、この仮定は「子供が未成年に禁止されているから喫煙や飲酒をしたがるのであり、未成年だからと言う理由では禁止していなければ喫煙も飲酒もしない」ってのと同じレベルですから、意味はあまりないかもしれませんが、「隣の芝生は青い」し勝手に入っちゃいけないからこそこっそり忍び込んでみたくなるのかもしれませんね。だから不倫ってのがなくならないのか… まぁ、夜中だから書けるのかもしれませんが、今の生活に刺激が足りないと思っている人以外は読まなくて良いんじゃないかと<おひおひ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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