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Jan 27, 2011
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【トップリーグ】
 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 55VS40 福岡サニックスブルース

 日本選手権をかけた一戦は神戸製鋼が勝利!両チーム合わせて95点の乱打戦。ただし試合内容は大味ではなく、両チームの持ち味が発揮されての“95点”だったと思います。神戸製鋼、サニックスともにブレイクダウンに最少人数しか割かず、ディフェンスでもビッグタックルが生まれるまでは出させて我慢。それもまた、ボールがよく動いた一因です。

 お互いアタッキングラグビーを標榜していますが、ラインアタック、ブレイクダウンワークは神戸が一枚上手。特にシーズン後半から、神戸はアタックが非常によくなっています。

 ハンズでしっかりボールキャリアが仕掛けることで、アタックのオーバーラップを崩さず外で優位な状況を作り出しています。録画している人は神戸の選手の下半身をスローで見てください。ゴールラインに向かっていると思います。パスするときに足を合わせたり、体が開くとディフェンスは簡単にズレてしまう。シンプルに見えて、すごく難しいスキル。

 アタックがいい時の神戸はタッチライン際でのトライが多かったのも、こうした一人が一人を殺していくハンドリングで外にスペースを保てたからでしょう。ちなみに僕はできませんでした(笑)。

 サニックスはもったいないアタックが多かったと思います。神戸とは対照的に裏を通すパスを用いていましたが、相手としては怖くなかったのでは。あのランを活かすには相手に近づきながら仕掛けるべきでしょう。たとえばヘスケスのトライを生んだ菅藤選手のラインブレイク。上手かった!ランとアングルでアタックを組み立てられるアドンバンテージは強みですから。

 自分たちの戦術にフィジカルの理解が深まって、判断も上がってきて、それで“浮いたフィジカル”をどこに充てるの?という問題だと思います。究極の物量作戦が見たかったのが正直なところ。タッチに出たボールをクイックで入れなかったり、案外キックを簡単に蹴り返していました。あの「残暑の一戦」の方がガンガンボールも人も動いていたように思います。

 あと、印象的だったのが谷口とパリンガタイが小競り合いをしたシーン。止めに入って自分を抑えていた味方をパリンガタイが小突いていました。あの場面はね~、味方止めてちゃダメ。しかも谷口のペナルティなわけですから、相手に飛んで行かないと。パリンガタイも「アホか、お前」ってなとこだったのでは。もちろん、そういう行為は褒められたものではありませんよ。

 でも、大リーグもそうですが、昔の神戸もそういうところでの体の張らないと味方の信頼を失っていました。それで僕はグレン・マーシュにとんでもないパンチ繰り出されたことがあるんですが・・・(間一髪よけました)。そういうところは強いチームではどこも徹底されているんじゃないですか?重ねて言いますが、決して褒められたことではないですよ(笑)。

 シーズン終盤に地力の差が出た一戦でした。神戸としてはもう少しディフェンスでボールが空中にあるとき、詰めていってもいいのかなと思います。失点がかさみましたが、仕留めるまでのフェーズ数、これを減らしていくことが日本選手権、トヨタ戦への課題ではないでしょうか。





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Last updated  Jan 27, 2011 09:00:27 AM
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