人生に壁はつきものですが、自分で越えられるか分からないような大きな壁にぶち当たった時、支えになるのは師と仲間です。子供が親を信頼するように、損得勘定なしに寄り掛かれる人を何人自分が持っているか。それが自分の情熱の後ろ盾となり、他の人から見れば到底越えられないような壁をぶち破ることができるのです。
こちらは知的生き方文庫から刊行されているスマイルズの『自助論』。小学生の時の恩師が教えて下さった本です。その頃は、読んでもほとんど意味が分かりませんでしたが、大人になってから、懐かしさからたまたま購入し、今では何度も読み返す本となっています。
昨年、慶応高校のコーチをしていて、一緒にリーダーとして分析をしてくれた選手の何人かにも送りました。こうした優れた名著との出会いも、師から始まっています。下は同じ著者の『向上心』。写真のサイズが全然違いますが・・・。こちらは最近書店さんで見つけて購入。やはり自分の情熱と不屈の信念を呼び覚ましてくれる最高の一冊でした。
人間誰でも、上手くいっている時は悩みなくサラッとできるものです。ちやほやされますしね。ダメになりそうな時こそ、その人の本気や人間力が試されるのだと思います。沢山の方に助けていただき、でも、最後は自分で這い上がる、突破する。そういう強い志を持って歩みます。