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カテゴリ:2011ワールドカップ
【ワールドカップ準決勝】
フランス 9-8 ウェールズ ウェールズはキャプテンFLウォーバートンが試合開始早々危険なタックルで退場。60分を14人で戦うことになり、結果的に力尽きました。ファンとしては15対15の戦いが見たかった!でも、素晴らしいアタックを披露してくれました! ウェールズは果敢に攻めましたが、フランスの牙城を崩すことはできず。フランスはトーナメントに入ってからいくつかのことを修正してきましたが、ペナルティをせず守り抜くスタイルもその一つ。彼らはホントにペナルティしないですね。ブレイクダウンにも極力プレッシャーをかけず、ラインディフェンスで相手にプレッシャーをかけ続けます。 もう一つ改善された部分は、アタックのサポートが速くなったこと。これは、プール戦で多用していた9番からのフェーズから、10番からのフェーズにアタックの中心を切り替えたことが要因の一つでしょう。9番からのフェーズはゲインライン近くで勝負し、相手ディフェンスを集めるのに有効ですが、それですとフランスの持ち味であるFWとBKの融合がなくなってしまうのです。 改善ポイント3は、やはりゲームメイク。80分という時間を使いながら、相手より(文字通り!)1点でも多く取る。このあたりはサッカーでも結果を残してきた国らしい考え方なのかもしれません。キック、キック、ラン、キック、ドロップゴール・・。でも、勝つとはこういうことなのかもしれません。 小学生時代学校で開催されたミニ四駆大会。バリバリに改造されたタミヤのミニ四駆が次々とコースアウトしていく中、見たこともないメーカーのミニ四駆が安全走行に徹し、3位に入賞したことを思い出しました。車体を削って軽くしたりギアを変えたりしたくらいじゃダメなんだな、それより完走すれば、相手がミスすることもあるんだな。子供心にそう思ったものです。試合を見ていて、なぜかそんなことを思い出しました(フランスは鉄壁のディフェンスで相手に得点を許さないゲームメイクをするので、他力本願なこのミニ四駆とはちょっと違うと思いますが)。 ウェールズはレッドカードに尽きますね。でも、後半はウェールズらしいいいアタックが印象的でした。狭いエリアを短いパスをつなぎながら攻める。ウェールズはやっぱりこのスタイルでしょうね。 「ゲームメイク」という言葉がぴったりな試合でした。決勝はニュージーランド―フランス。ちょっと差があるかな。第1回大会以来(くしくも同じカードですが)、決勝で大差がついた試合はありません。今回はどうなるか。一方で第1回大会優勝後、ニュージーランドは2度にわたりワールドカップでフランスに苦杯を味わされています。まさに因縁の対決! でもちょっと差があるかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 19, 2011 09:09:34 AM
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