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カテゴリ:山野草と園芸植物
☆道端で咲いていたガザニアの花です。ガザニアは、キク科ガザニア属(クンショウギク属)の多年草です。開花期は4月から10月上旬までで、寒い地域では冬に枯れてしまいますが、暖かい東伊豆ではたくさんの花が咲いていました。房総半島でも、冬に咲いていたのを思い出します。(2014年11月17日撮影)。
☆ガザニアは南アフリカ原産で、野生種をもとにヨーロッパで改良された園芸品種。日本には、大正末期に渡来したそうです。ガザニアの名は、ギリシャの古典書物をラテン語に翻訳したギリシャ人ガザの名前に由来するそうです。和名のクンショウギク(勲章菊)の名は、花が勲章のような形から名づけられたそうです。 ☆ガザニアの花は、外側に15個程度の舌状花があり、内側は管状花です。朱色の花粉も見えますが、管状花は2つに分かれる雌しべ花柱が伸びており、雄性期から雌性期になったようです。 ☆アザミの花も見かけました。葉の切れ込みが深く葉の棘が長いので、タイアザミかと思いましたが、はっきりしません。 ☆タイアザミの特徴は、花が横や下を向いており、総苞片が反り返っているのが特徴です。クモ毛が見え、総苞片が短く、先が少し反り返る程度なので、東海地方に多く分布するスズカアザミかもしれません。 ☆スズカアザミは、花期が9月から11月だそうですが、新たな株も成長してきています。 ☆ツワブキは、東伊豆のいたるところで見かけました。 ☆ツワブキは、日本海側の石川県、太平洋側の福島県以西の日本各地に自生しているキク科ツワブキ属の多年草です。 ☆これまで見てきたツワブキは、園芸的に植栽されたものばかりでした。ツワブキは低地から山地の日陰や海岸に多いそうなので、東伊豆のツワブキは、もともとここに自生しているものでしょう。 ☆花びらが幅広のツワブキを見つけました。花びらの形には、さまざまな変異があるようです。 ☆ツワブキ(石蕗、艶蕗)の名は、葉が丸くフキのようで光沢がありつやがあるので、「艶葉蕗(つやばぶき)」「つやブキ」の意味から転訛してツワブキになったという説、「厚葉ブキ」から「あ」が省略されて「つわぶき」になったという説があるそうです。艶葉蕗(つやばぶき)がふさわしい光沢のあるツワブキの葉です。 ☆道路脇で大きく成長したハイビスカスです。11月中旬ですが、やはり暖かい東伊豆だけあって、たくさんの花が咲いていました。 ☆ハイビスカスは夏の花のイメージですが、真夏の高温下では開花がにぶり、花の盛りは秋の9月から10月が見頃だそうです。今年の4月、沖縄では街路樹のハイビスカスがたくさんの花を咲かせていたのを思い出しました。 ☆ベニバナボロギクも見かけました。 ☆ベニバナボロギクは、アフリカ原産で、第2次大戦後に日本の暖地に広がったキク科ベニバナボロギク属の1年草です。ベニバナボロギクの花は、管状花を束ねたような形で先端が赤くなっており、横向きか下向きに咲いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.28 04:10:13
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