テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画
楽園へ二人は旅だった。 長年暮らしていた農場を捨て、都会に住む娘一家を訪れる老人ゲイリ。 だが突然の来訪は歓迎されるものではなかった。 しかたなくゲイリは老人ホームへと移るが、そこには驚く事に幼なじみの女性ステラがいた。 故郷で死にたいと呟く彼女の望みを叶えようと、ゲイリはステラを連れてホームから脱走する。 買ったばかりの真新しいスニーカーと、盗み出したジープだけが二人の手助けだった……。 年老いた男女の死地への逃亡劇を、アイスランド特有の幻想的な風景の中に描いた作品。 この映画を見ようと思った理由。 ★夫婦で旅行中、偶然チラシを見つけたから。 ★私が骨折していて、思うように行動できないし、天気予報が雨だったから。 ★タイトルの「春にして君を想う」を見て、原作がアガサ・クリスティと思ったから。 アガサのは、「春にして君を離れ」。 ★内容が「老人」だったから。 ★舞台が、夫が行きたいと言っているアイスランド。 偶然や思い違いが重なって、旅行中に滋賀県・大津市の滋賀会館・シネマホールで見ることにした。 孤独なおじいさんとおばあさんの逃避行を描いたロードムービー。 妻に死なれて娘家族を頼って、行ったものの、そこでも冷たいしうちを受けるゲイリ。 陰鬱なアイスランドの景色がよけいに悲しくさせる。 夫は、 「あんな、救いようのない辛い映画は、いややな・・・」と言う。 私は 「仕方がないんやわ。 老いるとは、辛いことなんやから。」 夫 「趣味があったら、暇を持て余すことはない。 僕は趣味がいっぱいあるから大丈夫や。」 私 「あんたは甘いは・・・。 山登りが趣味でも、体力的な理由から登れなくなる。 読書が好きでも、目が悪くなって読めなくなる。 友達と話そうにも、友達は、体が不自由になったり、痴呆になったり、死んだりして話せない・・・。 そういうもんなんよ、歳をとるということは・・・」と言った。 後半、意味不明なシーンが何か所か出てきた。 映画を見ながら、 「あんなところ(荒野)をレンタカーで廻るんやろな」とアイスランド行きをもくろむ夫は言う。 私は、 「ゲイリとステラは、せっかく、偶然会えたんだから、老人ホームで2人楽しく過ごせなかったのかな・・・」と感想を話した。 1991年/アイスランド、ドイツ、ノルウェイ。 アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。 ■上映場所:■滋賀会館・シネマホール■ ■上映日時:3月20日(土)12:00~ 3月21日(日)3月22日(祝)15:20~ ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2020年3月19日*雨の名前:菜種梅雨(なたねづゆ)* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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