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税務署からの帰りに昼食を取ったあとラジオのスイッチを入れたところ、ＴＢＳラジオのストリームという番組にライブドアの堀江社長が出てまして、例によって、これをやりたい、あれをやりたい、と、語っていました。インタビュアーがうまく堀江社長の気持ちを引き出していて、なかなか面白い話でした。あまり過激に言うと、現場でやっている人がセンシティブになっているから、言わないようにした、なんて、世間の反応を結構気にしてましたね。

ＴＢＳのラジオ番組で、フジ・サンケイ・グループなら素地があるからやれると思う、と、熱弁を振るうのもＴＢＳが気分を害さないかな、とか、思いましたが、お金をかけてよい番組を世界に向けて流していけば、フジ・サンケイ・グループならきっとうまく行くはずだ、と言っていました。裾野を広げて質の高いものを作ろう、というのは、Ｊリーグを作ってから、日本サッカーがワールド・カップに出場できるぐらいまで強くなった、というのと、同じ発想ですね。

堀江社長、結構、政治的なことにも関心があるように感じました。よく、お金で何でも買えると思ってるのではないかと言われていますが、お金の執着はあるかも知れないですけれど、それだけではないと思いますけどね。インターネット・ジャーナリズムはどうあるべきか、というような話に続けて、田中宇さんがイラクとか北朝鮮問題に詳しいという話もしていました。今は、ライブドアの立ち上げに必死でしょうけれど、ビジネスである程度の成功を収めたら、私は堀江クンには政界入りして欲しいですね。かなりリベラルな感覚の人のようで、15年くらい先かも知れませんけれど、中曽根－土光という感じで、枝野幸男さんと組めば、日本の舵取りもしっかりやってくれそうな気がします。

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ライブドアが訴えていた、ニッポン放送の新株予約権発行差し止め請求は東京地裁で差し止め仮処分が決定されました。これで事実上はライブドアがニッポン放送の筆頭株主になるのですが、名義書換を拒否する、なんていうニュースも流れていて、どうなるんでしょうか？ライブドア側は株式価値を向上させるために、話し合いましょう、と、フジ・サンケイ・グループ側に呼びかけているのですが、これからも門前払いなんでしょうか？こじれないうちに、業務提携を進めて、既存メディア・インターネットの融合の方向に歩みを進めて頂きたいと思います。

証取法改正が閣議決定されたとのことですが、ライブドア経営陣は喜んでるでしょうね。バックマン・ディフェンスと言うんでしょうか、用語がよくわかりませんが、フジ側からの逆買収をこわがっている感じでしたから。法律が施行されるまでは危ないですけどね。

この判決で、楽天はずいぶんと未来が広がったのではないかと思います。おこぼれ頂戴と揶揄されるかも知れませんが、フジ以外のメディアとの提携など、ここに書かなくても進めてくれていると思いますが。堀江社長がＴＶに出てきてビジネス・モデルをどんどん説明してくれたおかげで、楽天が新たに説明しなくても通りはよいでしょう。株価も、ライブドアはかなり無理してきているし、リーマンの売り圧力があるので、しばらくは低迷すると思いますが、楽天は結構いけそうでニンマリです。なんか、ライブドアが昔のソニーで楽天が昔の松下みたいな感じですね。楽天はしばらくは継続。ライブドアは急落すれば買い増しかな。