死ぬんじゃないかと思って緊急病院へ行ったけど,やっぱり心配だったアデレードの病院事情
昨夜、「私、ひょっとしたら、死ぬのかも。 このまま死ぬのいやだな。 まだまだやりたいこといっぱいあるし。 子ども達もまだ小さいし・・・・」と思うようなことがありました。普通にテレビを見ていたのですが、突然、視界が波打ち、右腕はしびれ始めました。そして、頭がとても痛くなったのです。すごく頭が痛くなったので、薬を飲んでみましたが、痛みはますますひどくなっていきました。日本で、「本当は怖い家庭の医学」のテレビを見てきただけに、余計に心配になってしまいました。夫に、「頭が痛い、ちょっとやばいみたい。」と言うと、寝ていた子ども達を起こして車に乗せ、市内のWoman’s and Children’s Hospitalに連れて行ってくれたのですが・・・・・・・・女性の緊急は妊婦のみと言うことで、門前払いになってしまいました。家の近くのフリンダース大学病院に行く途中、先ほどまで連絡の取れなかった近所のKさんと連絡が取れ、サリとスズをみてもらうことができました。夫の運転でフリンダース病院に行ったのですが、もうその振動が、頭に痛くて痛くて、涙が出てきてしまうほどでした。病院に着いても歩ける状態ではなかったので、車椅子に乗せてもらい、夫が押してくれました。廊下に置かれたストレッチャーに寝かされたのですが、そのまま待つこと40分。頭が痛い!くも膜下出血とかじゃないかしら?このまま死んじゃうんじゃないかしら?不安で仕方がないのに、誰も来てくれません。40分後、カーテンで仕切ることのできる一角へストレッチャーが運び込まれ、看護婦さんによる問診が始まりました。「頭が痛い。」「1から10のレベルでどれくらい?」「10」「腕がしびれる」「ピンを刺しても分からないくらいしびれている?」「それほどではないけれど、しびれている。」「視界がおかしくなった。」「めまい?」「めまいもだけど、めまいと言うより、視界の中に波打つようなものが見えた。」などなど、分からない英語で片言だけれど、自分の症状を訴えようと一生懸命でした。でも、その看護婦さんの声が大きいので、それが余計に頭に響いて痛かったです。採血をしたあと、そのラインから点滴が始まりました。「え? こんな速さでいいの?」と思うほど、ぽとぽとと薬が体に入っていきました。看護婦さんに尋ねると「早く薬を入れて、早く体の中から改善したほうが良いから、 早いほうがいいのよ!」と言われました。頭がかなり痛いので、アスピリンを1錠もらい、飲みました。それでも頭痛は治まりませんでした。点滴が終わり、しばらくしても、お医者さんが来る気配はありません。「これ、くも膜下出血だったら、絶対死んでるよね。」と思うほど、待たされました。診察室に移動されたのが、病院に着いて3時間以上経ってからでした。診察室でも、もう一本点滴を受けながら、お医者さんを待っていました。その診察室も、大声で話している人たちがいっぱい(ほとんど看護婦さんどうし)で、余計に頭が痛く、うなっていました。結局、お医者さんが来てくれたのが病院に着いてから4時間半後でした。問診をし、体のあちこちを触って、感覚があるか、動くかどうか、瞳孔の反応はどうかなどの検査をしてくれました。結果、「偏頭痛でしょう」と言うことでした。夫が心配になって、「くも膜下出血ではないですか?」と聞いてくれたのですが、「体に麻痺や感覚異常がないので、多分大丈夫でしょう。」とのことでした。CTとかMRIとかをするのかなと思っていたのですが、そういうことは全くなく、「痛みが治ったら、帰って良いですからね~。」と言われました。その後、もう2錠、薬を飲んでしばらくしたら、頭痛も治まったので、家に帰ってきました。病院を出たのが5時半。空はもう、明るくなっていました。結局、一晩を病院で過ごしたわけですが、うわさどおり、「緊急で運ばれても、5~6時間待たされる。」と言うのを経験しました。盲腸で運ばれて、待っている間に亡くなったと言う話も聞きました。ほんとにそうなってもおかしくないなと思うほど、心配な病院事情でした。とりあえず、後遺症等全くなく元気に帰ってこられたので、ホッとしました。散々な年末でしたが、来年もたくさん、良いことがありますように。ブログを応援してくださった皆様。本当にありがとうございます。皆様も健康には充分お気をつけください。来年もどうぞよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。応援よろしくお願いします。ポチッとクリックしてくださいね。