引っ越し、さようなら日本(1)
昨年の6月25日、引っ越し業者に梱包・発送作業をしてもらってから、私達が日本を出発するまでに、3日間しかありませんでした。「あ~、荷物、行っちゃったよ~~。 ちゃんとアデレードで再会できるかな~。」という感傷にひたる暇もなく、やることが山盛り。荷物の発送が土曜日。26日、日曜日は、手荷物として持っていく物、処分する物、ギリギリまで使う物、を仕分けし、片付け。夫の両親とお姉さんが、送別会をしてくださり、一緒にランチに出かけました。(うれしかったけれど、時間が~~~ と焦っていたのも、事実です。)月曜日は、夫が国際免許証を取りに、片道1時間かけて行きました。即日発行とは言うものの、それだけで半日が取られ、やらなければならないことを目の前にボーゼンとする私。ガス、電気、水道、新聞の停止の連絡は前もってやってあったものの、銀行口座の廃止、持っていきたい物の買い出し、子どもを病院に連れて行き、風邪薬、腹痛薬などをどっさりもらってくる、隣近所へのあいさつなど、大騒動でした。そして、いよいよ出発の日、6月28日、火曜日。家を12時半から1時の間には出発する予定でいました。前日、ほとんど寝ていなくて、頭フラフラの状態でしたが、まだ、荷物が詰め終わってなくて、焦っていました。しかも、よせばいいのに、サリとスズが行っていた保育園が午前中に、6月生まれの子の誕生会。6月生れのスズは、みんなの前に出てお祝いしてもらえるというので、最後の、最後まで保育園に行きました。それまでは誕生会と言ってもよく分からない年ですが、3才ともなると記憶もはっきりしてくる頃なので、ぜひ出させてやりたいと思い、無理を承知で、保育園にもお願いし、連れて行ったのでした。誕生会が終わる11時過ぎに迎えに行き、先生やお友達にお別れのあいさつをし、家に戻りました。ギリギリまで、荷物の詰め込み!最後は、スーツケースの上に乗って鍵を閉め、段ボールの上に乗って、ガムテープを貼り、空港で、「開けて見せてください。」と言われたら、開けられるけれど、絶対に閉められないよねと言うほどパンパンに詰め込みました。(93箱も送ったのに、まだそんなに持ってくの? と何度言われたことか・・・・・)しかも重量オーバーの追加料金も課せられるのでは?とドキドキの荷造りでした。夫の両親、お姉さんが一緒に空港まで行ってくれたので、サリとスズはそちらの車に乗せてもらい、夫と私の車は、もうこれ以上乗らないと言うほどの荷物を積みました。スーツケース 大2個大きな段ボール箱3箱、機内持ち込み用のバッグ2個、パソコン 1台。車に乗り込んだときには、連日のバタバタ、当日のドタバタの疲れがピークに達し、倒れそうでした・・・・何とか予定通り、1時前に家を出発することが出来ました。本当は、もう一度、家の中をゆっくり見て、思い出に浸ってから出発したかったのですが、そんな余裕は、時間的にも、心の中にもありませんでした。そして一路、中部セントレア国際空港に向かったのでした。続く・・・・ 引っ越しって大変ね、と思われた方 応援よろしくお願いします。