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テーマ:とにかくオーストラリア(667)
カテゴリ:オーストラリア
今日は、オーストラリアにとって、
歴史的な1日だったようです。 朝、学校へ行くと、 「今日は、まず、みんなでテレビを見るから。」 と言われたので、3クラス合同でテレビを囲みました。 それが、 オーストラリア政府による、アボリジニの「盗まれた世代」に対する初めての公式謝罪でした。 実のところ、あまり「盗まれた世代」について 知らなかった私でした。 話を聞いていて、涙が出てきました。 「盗まれた世代」の詳しくはこちらwikipediaをお読みください。 (今日の事がすでに、更新されているのに驚きました!!) アボリジニや トレス諸島の子ども達を、 誘拐のような形で、親から引き離し、 白人の家庭で育て、白人の教育を施す。 そんなことが、約100年もの間、行われていたとは。 そして、それに対して、 40年以上もの間、謝罪が無かったとは。 「アボリジニへの謝罪」を選挙公約に掲げていたラッド首相。 それが、今日、実現されたわけです。 関連ニュースはこちら 先住民に初の公式謝罪 子供隔離の同化政策で(Yahoo!ニュース) ラッド首相、盗まれた世代への公式謝罪声明を発表(オーストラリアニュース) The words Rudd will use to say 'sorry'(ABCニュース) The Apology(ABCニュース) 突然、子どもを奪われた親の苦しみ、 突然、親から引き離された子どもの苦しみを考えると、 謝って済む問題じゃない と言う人もいます。 謝っただけでは解決できない問題も山積みでしょう。 でも、まず、自分たちのしてきた事の罪を認め、 きちんとした形で謝罪する と言うのは、とても大事な事だと思います。 こんな大きな問題に、 私ごときがとやかく言うことではないのですが、 良かったな、と。 一歩前進だな、と思いました。 いつも応援ありがとうございます。 ポチッとクリック、励みになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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「Sorry」の一言の重さを感じさせられた日となりましたね。
私も詳しい事を知りませんが、今までの首相がどうして言えなかったのかが、今の首相を見ると不思議な気がします。まるで『言ってはダメ』と言う暗黙の決まりでもあったのかな?と言う感じさえしました。それを思うと、ラッドさんは勇気のある人だと思います。 (2008.02.13 21:16:09)
朝、こちらでもTVのニュースで見ました。以前聞いたことはあっても、日本ではあまり詳しく知りませんよね。子供たちもこんな歴史があったんだと改めて知るきっかけになりました。
(2008.02.14 08:15:16)
☆二子山さん☆
「謝罪はするけれど、お金は出さない。」と言う部分に、賛否両論あるようですが、それでも、ちゃんと公式に謝ることをした、と言うのは私は高く評価したいと思っています。 (2008.02.14 20:09:33)
☆朴の木さん☆
盗まれた世代のことについても、サリとスズのほうが詳しくて(学校で習ったので)ちょっと恥ずかしかったです。 謝れば良いってもんじゃない、なんていう意見も出ているようですが、それでも、40年以上の間、歴代首相が誤らなかったという事を考えれば、謝っただけでもすごい前進だと思って、私は素直に感動しました。 過ちを認めないと、繰り返しますから・・・・ (2008.02.14 20:12:19) |