テーマ:洋楽(3297)
カテゴリ:音楽
17日付の日刊紙朝刊に米国の、あるシンガーソング・ライターの訃報が載っていました。ダン・フォーゲルバーグ(Dan Fogelberg)=写真左。死因は「進行性前立腺がん」とありました。まだ56歳の若さでした。
ダン・フォーゲルバーグは70年代前半にデビュー。いわゆるウエストコースト・ミュージシャンの一人でしたが、アコースティック・ギターを生かした、爽やかな音使いで知られた歌手でした。 デビュー・アルバムの「Home Free」はあまり注目を浴びませんでしたが、2作目の「Souvenirs」(写真右下)は、楽曲のクオリティの高さもあって、200万枚の大ヒットとなりました。 何よりも話題となったのは、レコーディングの際、ギターやピアノ、ドラムス、ベースなどすべての楽器やコーラスを一人でこなす多彩ぶりでした当時の彼のキャッチ・コピーは「ひとりCSN&Y」だったと記憶していますが、初めて聴いた時の衝撃は今も忘れられません。 その後79年には、全米1位となったシングル「Longer」をおさめたアルバム「Phoenix」を発表。その人気を不動のものとしました。 70年代の米ウエストコーストと言えば、イーグルス、ジャクソン・ブラウン、ジェームス・テーラー、キャロル・キングら今も活躍するビッグネームが次々と世に出ました。 フォーゲルバーグは当然、同世代の彼らと大きな影響を与え合いました。僕もギターバンドをやっていた20代前半には、彼のアルバムのよく聴いて、音づくりのヒントをもらいました(写真左=75年発表の3作目「Captured Angel」も完成度は高かった)。 2004年には「Full Circle」を発表。まだまだ現役で頑張っていた息の長い人でしたが、その頃からがんと診断され、闘病生活を送っていたということです。まだ50代半ば。ほんとに残念です。豊かな才能の死を心から悼みたいと思います。 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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