テーマ:BAR大好き!!(731)
カテゴリ:各地のBAR巡り
またまた広島への日帰り出張でした。そして、仕事の後は“お決まり”のBAR巡りです。まず、前回広島のバーテンダーさんから教えてもらった、広島市内で「唯一、午後5時からやっている」という「Bar・BROWN」へ=写真右。
市内最大の繁華街「八丁堀」界隈にある福屋デパートのすぐ裏という抜群のロケーション。店は地下にあるので、通りに面した階段の下り口に立て看板が立っていました。 最初はもう少しカジュアルなBARを想像していたのだけれど、階段を下りてドアを開けると意外や意外、落ち着いたオーセンティックな空間が待っていました。カウンター約7席にテーブル席が一つというこじんまりした酒場。 開店間もなくにお邪魔したというのに、カウンターにはもう先客が一人いて、僕が座った後も、一人客が相次いで来店。やはり広島の「飲みびと」たちも、早い時間からオープンしている店が好きなんでしょうね。 マスターのOさんは30代前半くらいでしょうか。ハンサムで、薄めの口髭がかっこいいバーテンダーです。最初は寡黙で近づき難いような雰囲気でしたが、喋ってみると気さくな方で、接客もスマートでした(写真左は、Bar・BROWNへのエントランス)。 オープンして3年らしいですが、バック・バーの棚にはシングルモルトがオフィシャルだけでなく、ボトラーズものも結構充実しています。でも、マスターに聞くと「モルトだけにこだわってるつもりはなくて、カクテルにも力を入れています」とのこと。 嬉しいことに、これほど雰囲気もいいのにノー・チャージ。懐が心細くても(笑)、安心して飲めますね。広島のBARホッピングのスタートにちょうど良い店です。 さて2軒目は薬研堀エリアへ。老舗のオーセンティック「Bar・KAWASAKI」=写真右=にお邪魔しました。1968年オープンした店は、堂島サンボアのような、重厚でウッディな空間。マスターのKさんは御歳68歳。創業以来ずっと一人で切り盛りしてこられたということです。 BGMもない店内は風格が漂い、通りの喧噪もほとんど聞こえず、本当に静かです。ゆったりと気持ちよく飲めます。マスターは吉本新喜劇の「竜(たつ)ジイ」似で、好々爺のようなあったかい感じの方です。 マスターとは、ちょうどこの夜、朝青龍の引退表明があったりしたので、「潔く辞めるしかないですよね」「これまで甘やかし過ぎたんやねぇ」などとその話題で盛り上がり。そして、美味しいクリームチーズのお通しをいただきながら、あっという間に2杯を重ね、再訪を約束してお別れ。 さて、この夜の締めは「ニッカ・バー今市」=写真左=という店。その名の通り、ニッカ社のウイスキーがメインの店です。カウンターの上にはニッカ製品がずらりと並んでいます。 せっかくだから1杯目は、発売されたばかりのシングルモルト「宮城峡1989」を=写真右下。マスターの今市さんは北海道の余市蒸留所を訪れたのがきっかけでニッカ・ファンになり、ついには7年前、自分でBARまで開いてしまったとか。 カウンターを見ると、「あれ、ボウモアとかラフロイグとかS社系のモルトがある! いいんですかぁ…(ニッカ社の人に)怒られません?」とマスターに聞くと、苦笑して「いやぁ、洋酒は構いませんよとニッカさんからも了解を得ています」と。 2杯目に何を飲もうかと思いましたが、カウンター端に並んでいたニッカのオールド・ボトルの中から、少し古い時代のシェリー原酒が多めにブレンドされたスーパー・ニッカをお願いしました。濃厚でしっかりした味わい。レギュラーのスーパー・ニッカでは得られないテイストです。 僕が、店が午後8時オープンなのに触れて、「もう1時間早く店を開けてくださいなー」とお願いすると、また苦笑いして「昔は7時から開けていたんですが…、要望が多ければ考えておきますねー」とのお答えを頂きました。 かくしてここ数ヶ月で3度目の広島BAR巡りは無事に終了し、僕は新幹線で帰阪の途につきました。来週再び広島出張があり、それが終わるともう当分は広島へ来ることはありません。さて、次回はどこを巡ろうかなぁ…。 【Bar・BROWN】広島市中区堀川町6-17 森岡ビルB1F 電話082-247-4441 午後5時~午前2時 日休 【Bar・KAWASAKI】中区薬研堀2-2 243-5558 午後6時半~午前2時 無休 【ニッカ・バー今市】中区堀川町4-8 右近ビル2F 244-3333 午後8時~午前3時 日祝不定休 こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/02/06 08:56:13 AM
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