成田一徹・バー切り絵作品集
『NARITA ITTETSU to the BAR』
完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(366)
シーボルト胸像 1991年
※本日も、フリーライター・木村克彦氏の連載「赤ひげ異人伝」(医師向けの季刊誌「ドクターズ・シエスタ」誌上)に添えられた作品から。第1回目(フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト 1796~1866)の挿絵からシーボルトの胸像である。
シーボルトは1822年、長崎・出島の阿蘭陀商館付き医官として来日した(下の画像は商館付き医官時代のシーボルトの肖像画)。出島の外国人は島外へ出ることは原則禁止されていたが、シーボルトはその医学的な貢献もあって、特例として島外の長崎に「鳴滝塾」という医学塾を開くことが認められ、ここで数多くの日本人医学生を育てた。
また医者と同時に博物学者でもあったため、約6年間の滞在中、自然環境や植物、動物、鉱物、風俗、産業、地理、歴史、宗教など幅広い分野で研究に打ち込み、数多くの標本、資料を収集した(これらの膨大な資料は現在、オランダのライデン国立民族学博物館に収蔵されている)。
1828年、国禁の日本地図を持ち出そうとしたいわゆる「シーボルト事件」で国外追放となったが、帰国後は、日本での体験や収集した資料を紹介する著書を数多く出版し、長く鎖国状態にあった日本への理解を広げることに貢献した。再来日した1859年以後は、オランダの貿易会社顧問を務めながら、の幕府の外交顧問にも就任し、1862年に帰国するまで諸外国との対外交渉などで助言役を果たした(以上、Wikipediaなどを参考に記しました)。
(シーボルトのお抱え絵師だった川原慶賀筆)
◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。
※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ
★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】 |
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/10/16 02:38:11 PM
コメント(0)
|
コメントを書く
[ITTETSU GALLERY] カテゴリの最新記事
もっと見る
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
x
Profile
うらんかんろ
大阪・北新地のオーセンティック・バー「Bar UK」の公式HPです。お酒&カクテル、Bar、そして洋楽(JazzやRock)とピアノ演奏が大好きなマスターのBlogも兼ねて、様々な情報を発信しています。
|
Free Space
▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。
|
|