風邪一過
きっかけは義母でした隣に住むパピー・マミー(祖父母)はそれぞれ持病がありながらも在宅でヘルパーさんや看護士さんに来てもらっています。特にここ数ヶ月は具合の悪いマミーがパピーの世話をする疲労がたまり、様子を見かねた義母がパリから助っ人に来ることになりました。しかしTGV(新幹線)に乗る前夜、嫌な悪寒を感じたとのこと。翌日12日(月)、TGVの中で悪寒にのどの痛みが加わり、こちらに到着した頃にはすっかり立派な風邪の出来上がりマミーがのどの痛みを訴えたのは早くも3日後、時を同じくして主人ものどの痛みとセキ込むように。16日(金)にはかかりつけ医に往診に来てもらうとマミー、主人ともシンプルな『風邪』との診断。しかし、普段から風邪くらいではピンピンしている主人が、今回は会社に病欠をもらい、金・土・日と丸々3日間ほとんどベッドで過ごし、のどの痛みから始まりセキ、セキからくる呼吸困難、頭痛、発熱発汗、筋肉痛と、ほぼインフエンザかと思われる全ての症状を経験。マミーのほうも急速に病状が悪化、土曜日は発熱のため意識もうろうとすること数時間。夕方になっても意識がはっきりしないのを不安に思った義母がSOSMedesin(救急車)を呼んだのが18時。しかし急患であふれているので1時間待ってくれとの返事。あ、ちなみに搬入先病院までは徒歩10分です19時半になりようやく救急車が到着。なんとこの時マミーの体温は40.5度まで上昇。家族の誰も知らなかったのだが、人体は41度で死亡するとのこと、まさにマミー危うし!でしたCannelleにも風邪は勿論移っていて、17日辺りから「なんでセキするの~??なんでのどいたいの~??」と訴えていたが、その夜は一晩中発熱。解熱剤を与えても一向に熱は下がらず、あせった朝方、ようやく下がった、ホッ!ホッとしたのもつかの間、今度は私ののどが痛い。うわーーん、なんでー!??予防していたのに~~~~手洗い・うがいもこまめにしていたし、Cannelleの食べ残しにだって手をつけていないし、ホメオパシーだって服用していたのに!!主人いわく、私がのどの痛みを訴える前日、Cannelleが私の歯ブラシを口に入れていたそうなそう言えばCannelle用の歯磨き粉がなぜか付いていたな~この頃には義母も主人も回復していたのでこれでCannelleを心置きなく託せるというもの?その日は月曜日、かかりつけ医の休診日。いつもの風邪の症状なら薬は家に山ほどあるのだが、今回は何を飲んでも効き目が見られない。変だな。その辺の医者に電話すると「ウチはお宅のかかりつけ医ではないから!」と険悪!明日まで待つか、と思っていたら夕方、かかりつけ医が来てくれるという。実は、マミーがこんなに重症にいたったのはある意味かかりつけ医の怠慢とも言えるのだ。と言うのも、救急搬送され早々にわかった検査結果によると、これほど急速に重症になったのは前回引いた風邪のビールスが片側の肺の奥に侵入していたからなんだとか。かかりつけ医、聴診器を胸に当てていても何も聞いちゃいない?罪の意識か、それはそれは丁寧に診察してくれ、私だけなんだか立派なインフルエンザ系の診断名をもらい、抗生剤まで処方してもらったそれでも1週間丸々ほとんどベッドで過ごし、抗生剤の終わる1日前には胃を壊し、嘔吐・下痢のおまけつきだった。忘れてならないのが主人の会社でもらえる看護休暇!1年間に6日もらえるもので、医師の診断書を添えて3日間申請してもらった。お陰で心置きなく病気でいられた(と言うのも変ですが)。もう一つ、こんな騒ぎの中で平気だったのが最高齢のパピー。実は冬の初めにインフルエンザ予防注射をしていたんですって。教訓-発熱はすぐに解熱対策を、意識もうろうには要注意!-かかりつけ医でも信用してはいけない。-…が、かかりつけ医も使い方次第-ダンナの看護休暇は利用しよう!-あなどれない、インフルエンザ予防注射-子供の歯ブラシ持ち出しに要注意皆様、風邪にはご注意くださいませ。