|
カテゴリ:F1
新世代F1ミニカーの2作目。
一連のティレルP34の出来がよかったんで、ミニチャンから蹴っ飛ばされたチームのマシンがスパークから出るってアナウンスがあった時にソッコー予約をかけたんだが、さすがにその時はこのスポンサーすらつかない地味なマシンがシーズン後半戦のキーになるとは思いもつかんかった。 こういう「大化け」した商品を、人気が出る前に予約してた所謂「青田買い」こそコレクター冥利につきるってもんだ。 スパーク1/43 BMWザウバーC29フェラーリ #23 小林可夢偉 2009年シーズン中盤にBMWがグランプリ撤退を表明し、チームの行く先があそこだここだとバタバタした挙句に、元オーナーのペーター・ザウバーが買い戻すかたちで落ち着き2010年のエントリーを申請するも、すでに新規参入チームが参戦枠を押さえていてどっかのチームが撤退しない限り参戦出来ない「14番目のチーム」要するに補欠チーム扱い。 ところが捨てる神あれば拾う神あり。 トヨタがお得意の「後ろ足で砂かける」戦法でF1から撤退したおかげでなんとか13番目のチームに繰り上がって参戦確定。 前年成績での分配金などのFIA既得権を継承するための方便で、新生ザウバーチームにBMWはまったく関与していないにも関わらず「BMWザウバー」を名乗りることに。 エンジンは旧ザウバー時代と同様にフェラーリカスタマーエンジンを使用するも、当時のスポンサーであるペトロナスがメルセデスに鞍替えしたため「ペトロナスエンジン」のバッジネームが使えずに「BMWザウバー・フェラーリ」などという一見もの凄く豪華な名前に(笑) ところがチーム売却問題の影響ですっかり開発が止まってしまっていたC29は煮詰めが甘く、その上フェラーリエンジンも本家を含め信頼性に問題があったために、シーズン前半戦はポイントどころか完走も覚束ず完走率は全チーム中最下位。 シーズン中盤にフォース・インディアからテクニカルディレクターを迎え入れ賢明にテコ入れした結果、根本的なメカニカルグリップ不足からは脱却できなかったものの中段あたりでそこそこ勝負できるまでに改善し、時にはメルセデスのシューマッハやマクラーレンのバトンを喰う走りを披露。 そんなシーズン後半の反撃の狼煙を上げた第9戦ヨーロッパGPの雄姿を、F1マシンといえばレジンをすっかり定着させたスパークがお家芸の適材適所なマテリアルで繊細にモデル化。 2010年の空力トレンドだったFダクトのトンネル部分の膨らみとその下のフィンの薄さの対比などダイキャストでは表現しきれんところだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.07.30 00:55:11
コメント(0) | コメントを書く
[F1] カテゴリの最新記事
|