|
カテゴリ:Jazz
ジャコ、アースキンの脱退でメンバーを一新したWRが「プロセッション」に続けて発表した1984年の作品。本作の特微はなんと言ってもポーカリストの採用だ。 前作「プロセッション」とその同年のプレイポーイ・ジャズ・フェスティバルのライブ盤(WRは1曲のみ)においてマンハッタン・トランスファーと共演したが、正式なボーカリストの採用は初めて(過去の諸作にはメンバーやゲストがちょこっと歌った曲は存在する)。そのボーカリストはカール・アンダーソン(1945-2004)で、ロック・ミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」のユダ役で有名なシンガー。正式参加が決まった時にはちょっと驚いたが、結構グループの雰囲気にあっていて、1の「Can It Be Done」なんか実にいい。 本作がリリースされた頃、新宿の厚生年金会館で来日ステージを観たが(この時、パーカッションはホセ・ロッシーからマイルスバンド出身のミノ・シネルに代わっていた)、「D Flat Waltz」や「Predator」は凝ったリズムに躍動感が溢れていて素晴らしかった。後期作品群の中では最もよくまとまっている好作品。 1.Can It Be Done 2.D Flat Waltz 3.Peasant 4.Predator 5.Blue Sound - Note 3 6.Swamp Cabbage 7.Domino Theory Weather Report: Joe Zawinul (kb,syn) Wayne Shorter (ts) Victor Bailey (b) Omar Hakim (ds) Jose Rossy (perc) Carl Anderson (vo) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 4, 2007 09:10:29 PM
コメント(0) | コメントを書く
[Jazz] カテゴリの最新記事
|