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カテゴリ:映画・TV・BD・DVD
ポール・グリーングラスの超高速カット割りにももうなれた。
「ボーン・スプレマシー」と「ボーン・アルティメイタム」、「ユナイテッド93」で鍛えられたからだ。 で、この「グリーン・ゾーン」は路線的には「ユナイテッド93」に近いと思われる。 思われるというのは、この作品で扱われているエピソードがどこまで真実だか私には判断できないからだ。 だから、まったくフィクションとして楽しんで良いのか、少しは作品のメッセージを受け取って考え込まなきゃいけないのかちょっと迷った。 結局、観ているウチはエンタテインメントとして楽しんで見終わった後にこうしてあれは本当のことなのだろうか? と考えたりしている。 ポール・グリーングラスも罪な監督である。 ジェイソン・ボーンシリーズならハナからフィクションと分かっているのでその世界観の中でどれだけ現実感に迫れるかというチャレンジも観ていて楽しめる。 が、この「グリーン・ゾーン」のようなひっとしたらノンフィクションが原作なのという作品でそれを演られるとやはりちょっと迷う。 つまり、素直にアクション映画として楽しんでてイイのかしら、と思ってしまうのだ。 おまけに映画がやたら面白いから困ったもんである。 個人的にはポール・グリーングラスの演出を楽しむにはあきらかにフィクションです、と云う作品の方が楽しめる。 思い切ってジェームズ・ボンドを撮ってくれればいいのに。 マット・デイモンはさらにうまくなりました。 インビクタスの次にこれを観たので彼の役作りの見事さがハッキリと確認できます。 結論、ポール・グリーングラス+マット・デイモンの作品はあきらかにフィクションを題材にどこまで現実に迫れるかという作品を希望します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月21日 15時16分18秒
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