我が町神戸(有馬温泉7)
こんばんは 六甲のうさ-Gです。有馬温泉のお湯で最も特徴なのは茶褐色の金泉です。有馬温泉の数多くの施設で利用できます。正式には「含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉」と言うんです。ちょっと長いですねぇ。涌き出る瞬間は透明ですが、湯に含まれる鉄分が空気と触れて酸化することにより、茶褐色のお湯になります。透明なままの温泉は銀泉(ぎんせん)と呼ばれています。ところで温泉の定義ってご存知ですか。温泉は、地中から涌き出る温水・鉱水(ミネラルウォーター)やガスで、泉源での温度が25℃以上あるか、鉄や炭酸ガスなど特定の19種の物質のどれか1つでも決められた値以上含むものと定義されています。そして、温泉のうち、症状や病気に効果が期待できるものを療養泉と言います。有馬温泉は環境省の指針により療養泉としてしていされており、療養泉の9種の主成分のうち硫黄泉と酸性泉を除く7つもの成分が含まれている世界的に珍しい、多くの成分が混合した温泉なんです これは"天神泉源"で金泉の泉源です。まさに有馬温泉の命の泉というところでしょうか。金泉は海水のおよそ2倍の塩分を含む強塩泉で、殺菌作用や皮膚の活性化作用があり、塩が肌に薄い皮膜を作るため保湿効果が持続します。また、メタ珪酸という物質も多く含まれているので、肌触りも良く保温効果も高くなるそうです。だから有馬温泉の湯はすごく温まるんですねぇ。そして、この金泉を楽しめるのがこの"金の湯"ですね。 【効能】 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進〔泉質別適応症〕切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、月経障害大人650円、小人340円 で入湯できます。金泉に入るときのポイントを一つ。金泉の湯は鉄分を多く含んでいるので鉄製品同様錆び始めたときから少しずつ効果が減少していきます。特に、浴槽が深いとか広い場合、お湯がうまく攪拌(かくはん)されないと、浴槽の下部や隅には効果の減少した古いお湯が長く淀んでいることになります。たとえ「かけ流し」でも攪拌されなければ新しいお湯は浴槽の表面をすべるだけの「かけ流れ」ななってしまいます。ということで、金泉のお風呂に入ったら、新しいお湯が出てくる場所の近くに入るのがベスト、そして掻き回してみるのもグッドということですねぜひぜひ有馬の金泉を味わってみてください