良い生活習慣《自分のことは自分でする》
お父さんが子供に言います。 「自分のことは自分でしなさい!」と。なんでもかんでも親に頼らず、自分でできる範囲のことは自分でするようにしなさいということですが、いつまでも親に甘えてばかりではいけないということですね。まったくもってそのとおりです。反論の余地もありません。しかし、面白い現象が家庭内で起こっています。夫が妻に話しかけます。「お母さん、靴下どこにあるの?ハンカチわぁ?」「ご飯まだ?」 「お茶入れて~」「革靴きれいにしておいてくれるぅ?」「お風呂、湯溜まってるぅ?」おや、おかしいと思いませんか。夫が、もう1人の子供になっています。奥さんからすれば「自分のことくらい自分でしてよ」と思います。大人であるはずの夫が妻の負担になっている。妻からすれば、面倒のかかる子供が家の中にいるようなものです。あなたは、そういう心当たりはありませんか。「一日仕事してきて、疲れているんだから」と都合の良い言い訳していませんか。このようにして、自分のことが自分でできないまま定年を迎え退職すると、このようなことが毎日朝から晩まで続くことになります。「一日仕事してきて疲れているんだから」という言い訳も、もうできません。子供の世話が終わったと思ったら、定年後の夫の世話。「あぁ、もういやっ!」ということで、定年離婚が増えている・・・・・。【庭に咲く“セージ”】 頼りがいのある妻がいると、つい頼りがちになりますが、育児に忙しい妻の余計な負担にならないために、子供に言う前に「自分のことはできるだけ自分でする」という当たり前をすることです。育児で大変な時期は特に、妻の負担を軽減するように心がけましょう。早くから「自分のことはできるだけ自分でする」生活習慣を身に着けておくことが、奥さんに喜んでもらえるだけでなく、結局は自分自身を助けることになるということです。日々の生活において、夫婦お互いに感謝の気持ち持つことができると良いですね。