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テーマ:お値打ちワイン(628)
カテゴリ:オーストラリア
ヤラ・イエリング No2 1996 当方の手違いでUnder Hillを出す予定だったのにNo2を出してしまった。Mさんすいません。アンダーヒルは100%シラーズですが、No2は95%シラーズにヴィオニエ、マルサンヌをブレンドしたフランスのコート・ロティスタイルです。 ヤラ・イエリングはオーストラリアの元祖カルトワインです。オーナーのDr.ベイリー・カローダスはワイン造りの詳細を何も発表しなし、コンクールにも出しません。美味しければそれでよいでしょうと言う自信が感じられます。パーカーも最初は知らなかったようで1998年から毎年評価を出しています。何時も90点以上が多いです。このワインの2003年が96点と最も高い点が付いています。 そんな事で今回のオージーシラーズでこのワインだけがシラーズ100%では無いので味わいが大きく違います。 色は濃い目のガーネット、香りは丁子・グローブ、インク、マーマレード、プラム、ミント、甘草の香りがします。味わいはまろやかなタンニン、しっかりとした酸の喉越しの良いワインです。絶対的な力強さの影にエレガントな包容力を持ったワインです。 ヘンチキ ヒル・オブ・グレイス 1996 ヒル・オブ・グレイスはオージーワインの双璧です。盟友グランジと供にオージーワインの頂点に君臨しています。平均樹齢130年の老木から作られる長寿のワインで50年は持つと言われています。最低60年最高150年の老木です。 1800年半ばに初期のドイツ人移住者によってヨーロッパよりもたらされたフィロキセラ禍以前のブドウ樹を、祖先ニコラス・スタニツキがワイナリーに近い、フィールドストーンで建てられた美しいルーテル教会の向かいの肥沃な沖積土壌の畑に作付けしました。そしてここを「ナデンベルグ(ヒル・オブ・グレイスの意味)と名付けました。ブドウは手摘みされ、アメリカ産とフランス産オークで熟成。 このワインも11年経っていますが、まだまだ若い感じです。 色は深い輝くガーネット色、とにかく今までのワインと格が違うのがよく判ります。香りも味も一段と複雑です。ブラックベリー、丁子、グローブ、チョコレート、インクの香りがします。味わいは力強く、見事なまでに濃縮していて厚みがあります。今飲んでも十分に美味しいワインです。オージーのシラーズの奥の深さを感じます。40000万円以上で取引されていますが、その価値は十分あるでしょう。後10年したらもう一回飲んでみたいワインです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/09/23 02:55:07 PM
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