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2008/03/23
テーマ：お値打ちワイン(628)
カテゴリ：ロワール
本家フランスのソービニヨン・ブランです。元々フランスでは葡萄らしさを評価しない文化があって、高級ワインは葡萄が前面に出てくるワインはありません。ニューワールドのワインはその点おおらかで、マスカットや葡萄ジュース、葡萄の味のするワインが沢山あります。ワインがフランス料理と合わせるだけの時代は良かったのですが、世界中がワインブームとなった今では多様な味が求められます。日本料理、中華料理、アメリカ料理、ベトナム料理、タイ料理、インド料理、イスラムの料理、等々どんな料理にもワインが一緒に飲まれる時代のワインはフランスワインだけでは足りない様に思います。 今日は2つの全く違うソービニヨン・ブランを飲んでフランスワインの限界も感じました。おそらくこれからはフランスでもニューワールドタイプの分かりやすい味のヴァラエタルワインが出て来ると思います。 今日お集まりの酒飲みには、このワインの方が受けた様ですが、実際の販売ではニュージーの方が勢いがあります。この手のワインが好きな人はフランスワインならブルゴーニュのシャルドネを好むためでもあります。 ロワール川上流地域で、石灰、シレックス土壌からソーヴィニヨンブラン種100％で造られる辛口白ワイン。シャープな酸味とハーブ香をもった芳醇なワインです。火打ち石のような香りもあり、それがフュメ（燻製）の名にもなっています。 色はやや緑がかった麦藁色、香は石英、ハッサク、柑橘類の葉っぱ、味わいは辛口の中に果実感があって飲んでいて楽しいワインです。ミネラルも豊富で切れの良い酸があって良い白ワインです。牡蠣や天ぷらにも合いそうです。
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Last updated
2008/03/23 10:22:50 AM
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