8種類の貴重なお酒を7品の料理に合わせて楽しみました。
マリアージュの妙味を楽しめた1日でした。
ワインを単体で飲んだ時と、ピタッと合った料理と合わせた時と、その味のふくらみ、奥行き感が違ってきます。ワイン単体では見せなかった新たな姿を見せてくれたワインもありました。
例えどんなグランヴァンでもマリアージュによってそのワインの美味しさを2倍に3倍に膨らませる事が出来る事を実証したと思います。
逆に見れば料理も良く合うワインを合わせる事で、料理単体で食べた時より数段美味しくなるのです。
ワインと料理・・・鶏が先か卵が先かの議論同様にどっちも切っても切れない縁にあると思います。
普段ワインを飲む時は予算や知識、技術の関係で本当にピッタリあったマリアージュを演出するのは大変です。でも基本を押さえれば新しい世界が見えて来るでしょう。
一番大事なのはワインに対する拘りと、料理に対する拘りのレベルを合わせる事です。
最高の作り手の良年のグランヴァンは、最高の素材と丁寧な調理法で作った料理と合わせる事です。
決して高級な食材で無くとも、鮮度や産地、食べごろにこだわれば、おのずとワインが期待に応えてくれます。
国産地鶏のモモ肉を塩だけで焼いてもロマネコンティの旨さを引き出す料理は出来ます。
良い新鮮な鶏を使い、常温に鶏を戻し、選ばれし天然塩を使い、炭火で表面がカリカリ中ジューシーに拘って焼けば良いのです。
ブラジル産の冷凍の鶏を解凍したてで、普通の塩を使い、フライパンで何度もひっくり返して焼いたものでは同じチキンソテーでも合いません。
拘り対、拘りの勝負がマリアージュを生み出すのだと思います。
後は何度も同じワインを飲んで、同じ料理を食べて、相性が合う物を探す事です。
私の趣味のオーディオでも買ってきたスピーカーをポンと部屋に置いても良い音は出ません。左右の位置を調整し、置く位置を何度も動かし、ケーブルを変えて、カーテンの厚みを変えて、色々数か月格闘してなんとか気に入った音で鳴ってくれます。
ワインも同様だと思います。よき相性が見つかるまで丹念に探す事です。そう言う意味でも同じワインを3本は買ってみる事をお勧めします。