
今回のワインはサウスオーストラリア州EdenValleyを本拠地とするワイナリー
Henschke(ヘンシキ)のMountEdelstone(マウントエーデルストーン)、
1990年から2000年迄の5本のVerticalTasting(垂直飲み)です。
日本のマーケットではヘンチキと読むようですが、ここではヘンシケと読んでいます。
Henschkeは140年の歴史を有し、Penfoldの"Grange"と並びオーストラリアでも最高級と称される"Hill of Grace"を作っているワイナリーです。
MountEdelstoneはHenschkeのワインではHill of Graceに継ぐものでいわゆる
SingleVinyard(一つの畑だけのブドウで作られた)ワインでブドウの品種はShiraz,
またFirstVintageは1952年といわれています。
若いヴィンテージの00から順に飲みました。
00は適度な熟成感があり、非常に力強い果実味とパワフルな香りのヘンシキらしいワインです。
色は深く濃いガーネット、香はプラム、ブラックベリー、丁子・グローブ、胡椒、革、甘草、赤身肉の香り、味わいはスパイシーでコクがあり凝縮感のあるワインでタンニンも酸もしっかりしていて、オージーのシラーズらしさで言えば今日飲んだワインの中でトップでしょう。
98はオージーとしては良い年ですが、このワインの評価は若干低いそうです。
飲んでみると澱も多く、オージーのシラーズとしてはやや癒し系と言うかパワーがありません。でもフランスのローヌのワインと比べればまだまだ十分パワフルです。
色はかすかにエッジにレンガのさしたガーネット、香はブラックベリー、カシス、甘草、ニッキ、の香り、味わいは枯れて丸くなったタンニン、エレガントな果実味、濃密なシラーズの旨みが口に広がります。
94は保存が悪く、若干マディラ化しています。しかし一人で一本飲むにはキツイですが、元のワインが力強いので、食後に飲むと案外と美味しいです。
コクのあるシラーズが枯れて、マディラやポートの様な風味を持った食後酒ですね。良いですよ。
93は非常に洗練されたシラーズの良さを感じます。ミネラル感が強く硬質な印象です。十分力はあるのですが、熟成によって無駄な力が抜けて葡萄の本質を見せいるようです。
熟成されたオージーワインを飲む機会は少ないのですが、これは良いと思います。
90は93と似たワインです。どちらが良いかは本当に好みでしょう。香は結構違いますが、味は非常に似ていると思います。
丁子・グローブの香りがタンニンと共に落ちて、甘いベリーと熟成によるキノコの香りや土の香りが出てきています。
味わいは繊細でミネラル感が強く、硬質で、酸も十分あります。飲み頃としては第二期のピークと思います。
垂直に近いヴィンテージ同士を比べて飲むと良く分かって面白いですね。ワイン会の醍醐味でもあります。
~インポーター情報~
ヘンチキは1860年代の中頃から南オーストラリアのバロッサ・バレーでワイン造りを始めました。
ヘンチキ家4代目の"シリル"が、酒精強化ワイン全盛の1950年代に、高品質のスティルワインだけを造ることに全精力を傾けました。
現在は、その子供のステファンがワイナリーを運営しています。ステファンはオーストラリア各地でワイン造りを地道に学び、ドイツのガイゼンハイム研究所で勉強した後、妻のプルーと共にヘンチキ家の伝統を守り、オーストラリアを代表するワールドクラスのワインを造り続けています。
ヘンチキは「ケイントン」、「エデン・ヴァレー」、「レンズウッド」の標高の高い、冷涼な気候の土地に100ヘクタールの畑を所有しています。
ヘンチキワイナリーがあるエデン・ヴァレーは、オーストラリアで最も偉大なワインを産出する地域の一つとして知られています。

ヘンチキ販売!1992 Henschke Mount Edelstone Shiraz ヘンチキ・マウント・エーデルストーン シラーズ

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