美味しいワインと出会う旅

［2007］ コンドリュー ラ・ドリアーヌ　ギガル　2003　CP93

マセトさんが持って来てしまいました。私も数本私蔵していますが、難しいワインです。

好き嫌い、旨い不味を通り越して圧倒的な存在感のある飲み物です。（あえてワインとは言いません）

ワイン通以外の人が飲んだら変なワインですね・・・で終わってしまう可能性が大きいです。

堂々とした、神社の入り口に立っている巨大な古木を思わせるような存在感があります。

超弩級ワインです。まあギガルさんここまでやるか！！と言う迫力です。

ヴィオニエと言う葡萄を連想などさせません。

かつて有名だったシャトー・グリエなど足元にも及びません。

過熟傾向の03で酸も少なめです。ヴィオニエは熟成が早いので、既にヴィオニエ特有のアプリコットの片鱗もありません。普通のニューワールドのヴィオニエはパイナップルやアンズ、白桃、の様な香を持っています。おそらくこのワインもリリース直後はその手の香りがあったのだと思います。今残っているのは僅かなライチーとビターなオレンジピールだけです。ミネラル香の方が強く出てきてミネラルの巨木です。

パーカーさんが2007年までに飲んだ方が良いと言っているのはよくわかります。07までは果実香が沢山残っていたのです。これからは熟成香がドンドン増えるでしょう。ボディーの力からすれば10年後も美味しく飲めるワインです。

まあこのワインを飲みながら書いてたら、ブログの文字数制限を超えそうです。

面白い液体でした。フォアグラにも合いました。ご馳走様でした。

適度に冷やして栓を抜き、1時間温かい暖房の効いた部屋に置いて温度をあげてサーブしました。　

2003 Guigal Condrieu la Doriane

Wine Advocate # 156
Dec 2004 Robert Parker 96 Drink: 2004 - 2007 
There is only half the normal production of the Condrieu La Doriane (100% barrel-fermented and aged on its lees with routine batonnage) in 2003 because of the vintage's absurdly low yields. What is in the bottle, however, is spectacular. An exotic, flamboyant white, it boasts marvelous concentration, huge fruit, and a fragrant perfume of smoke, honeysuckle, and confiture of white currants. Drink it over the next 1-3 years.