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テーマ:ヨーロッパ旅行(4174)
カテゴリ:★旅★
暗い真夜中に、旅行バッグをトランクに詰め込み 私たちは車を走らせた。 「パリで朝ごはんを食べようよ。」 ジュリアーノの提案で、早朝にパリに着く様 暗い中の出発に挑む。 ナビに従い、フランス国境を渡った頃に睡魔がやってきた。 仮眠をとるために、ガソリンスタンドのようなサービスエリアに車を止めて 座席を完全にリクライニングする。 見上げると、頭上に広がる真っ暗な空に無数の星が広がっていた。 「あ!流れ星!見た、見た!?」 横を見ると、ジュリアーノは既に深い眠りの中・・・・ 空がうっすらと明るくなった頃、私たちは目を覚まし 引き続きドライブをする。 シャンパーニュ地方を通り過ぎ、だんだんとパリへ近づいて行った。 「セーヌ河だよ。」 彼に言われてその大きな河に目をやると、 その先の視界に飛び込んでくるマドレーヌ寺院。 パリ。 早朝のパリ。 まだ人が少なくて、”人で賑わう観光地、パリ”とは違った表情のパリ。 まずはシャンゼリゼ通りで朝ごはん。 柔らかいグリーンと高貴な金色を基調としたロココスタイルが煌びやかな LADUREEにて、コーヒーで小さく乾杯をする私たち。 ホテルのチェックインは2時。 それまで街をゆっくりとお散歩し、 だんだんと増えてくる人の数を まるでスローモーションを見ているように観察をした。 初めてパリへ来た時に思った事。 「恋人と手をつないで歩きたい。」 今横に居るのは恋人を通り越し、”夫”となったジュリアーノ。 ”恋人”という響きの方がロマンティックでエキサイティングな感じがするけれど、 夫とこうしてハッピーに歩くのも、悪くない。 仮眠のみの睡眠だったために2人とも少しふらふらとし始めた頃 ようやくチェックインの時間。 『Villa Eugenie』(ヴィラ ウージェニー) 落ち着いたワインレッドの外観。 中のインテリアはLADUREEに続いてロココ調を思わせるもの。 私の大好きなスタイル。 眠気も飛んで、私はその空間に居ることを身体中で感じたかった。 今回の旅の目的は、Toile-de-Jouy。(詳しくは先日の日記にて。) 部屋の扉を開けると、私のToile-de-Jouy 欲求が 一気に満タンに満たされる。 「ロミオが絶対喜ぶホテルを見つけたよ。」 私の好みを知り尽くしているジュリアーノ。 興奮して、頭の天辺まで血が昇りながら 幸せと感謝の気持ちを彼に投げつける。 が、そこには既にブランケットに包まれて、 Toile-de-Jouyみの虫のようになりながら眠り込んでいる彼が居た。 私といえば、 眠れない。 眠れない。 眠れない。 壁紙ではなく、布が一面に施してある壁。 絨毯、扉、殆ど見えないベットスカート、そしてライトのスイッチまでが 同じ深さのワインレッドで統一されている空間。 このようなゲストルームを作りたい! 私は部屋の隅から隅まで目を配り、ディテールをチェックし、 頭の中のファイルにオーガナイズしてゆく。 興奮がおさまらないまま時が過ぎ、夕方になって再び街へ繰り出した。 世界中の人々が集まる、そして世界中の人々を魅了するエッフェル塔。 パリのシンボル。 見上げれば、聳え立つエッフェル塔。 辺りには、人、人、人。 どこもかしこも 人、人、人。 その後夕飯を食べ、ホテルに一度戻ってから夜のドライブへ!! 暗い夜空に浮かび上がる凱旋門。 幻想的でロマンティック。 しばらく走っていると、遠くに見えるエッフェル塔の光が点滅しているのに気がついた。 絶句。 美しすぎる・・・・ キラキラと、まるで無数の宝石が あらゆる角度から光を浴びて輝くように 繊細でありながら圧倒されるほどの光を放ち エッフェル塔が瞬いていた。 毎時間ジャストから10分までこの点滅はあるという。 知らなかった私は初めてその光景を目にし、 あまりの美しさに何も言えなくなってしまった。 長い長い一日の終わり。 ダイヤモンドのようなこの塔の輝きを網膜に焼き付けて ベッドの中に深く身体を沈め込む。 次の日には更に、Toile-de-Jouy天国へと続く旅を 夢の中でも楽しみながら・・・・ ★夜のドライブの様子を含め、この日の写真はこちらのアルバムにてたっぷりとご覧下さいませ★ ★明日はこの週末旅行のメイン、Jouy-en-Josasを訪ねた様子をお届けします。 Toile de jouyにご興味のある方は、必見ですよ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.01 19:59:58
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