テーマ:ワイン大好き!(30864)
カテゴリ:お酒イベントいろいろ
サントリーさんにお誘いいただき「ブロガーイベント」に参加してきました。サントリーさんのブロガーイベントというと、2007年と2008年の登美の丘ワイナリー以来。
当時はあまり日本ワインを飲んでいなかったけれど、2008年から自分で山梨に行くようになり、現在では年間20日間くらい、山梨を訪問しています。 場所は六本木の瀬里奈本店。豪華な個室です。 ブロガーイベントと言うことで、いろいろなブロガーさんが参加されていました。 プチプラワイン日記 ワインヲタ入門生のチラシの裏 ワイン大好き ~ラブワインな日々~ ワインのきらめき ~我が家のドリンキング・レポート~ アルさんのつまみ食い2 安ワイン道場 わくわくするワイン、ときどきお酒 MOMOの東京グルメ日記 まいにち、エシェ蔵! KOZEのワインブログ ひとりぼっち達のテイスティング勉強会 スターターは、プレモルのマスターズドリーム。料理は前菜三品で、ごま豆腐生ウニのせ、ほうれん草とワラビのおひたし、特選牛炙り寿司。 最近まで登美の丘ワイナリーでチーフワインメーカーを勤めていた高谷俊彦氏から、日本のワイン状況やワイナリーの説明。 興味深かったのは国税庁が公表した、ワイン用ブドウ品種の生産比率(生食用として消費されたものは除く)。 甲州とベーリーAが多いのは当然として、続くのはナイアガラ、デラウェア、コンコード、キャンベルアーリー。欧系品種で多いのはメルロー、シャルドネ。 山梨がホームグラウンドだと、ナイアガラやコンコード、キャンベルアーリーを飲む機会って少ないんですよね。ナイヤガラはたまにあるけど。 テイスティングアイテムは、こちらの3種。 すべてエステートワイン(自社畑)とはいえ「全部スタンダードアイテムじゃん。ひょっとして隠し球ある?」と思ったのは秘密です(笑)。 自分の好みを言っておくと、香りが高くて酸か効いたワイン。ヨーロッパだと、ブルゴーニュ、ロワール、アルザス。ボルドーもローヌも好きだけどね。日本のワイナリーだと、グレイス、メルシャン、甲斐ワイナリー、ダイヤモンドあたり。 そういう個人的な嗜好もあって、今までのサントリーのイメージは、よく言えば柔らか、悪く言えば酸が弱めで締まりが無い(当然例外あり)。 サントリーのワインを飲んだのは、たぶん昨年秋の日本ワインコンクール 2015公開テイスティング、リゾナーレ以来。その前となると2014年秋の登美の丘ワイナリー以来かも。 【登美の丘 甲州2014】 樽発酵・樽熟成のシャルドネ(ステンレスも併用)。樽を使っているけれど、表だった樽っぽさはなく裏方に徹している。甲州としては柔らかで、グレイスの下のクラスとは正反対の個性。今まで思っているサントリー的な柔らかなスタイル。上品。個人的な好みでは、ジャパンプレミアム甲州。 【登美の丘 シャルドネ2014】 共通のスタイルを感じながらも、こちらはぐっと厚みを増し、複雑さも急上昇。最初に甲州を飲んだときにはおいしいと思ったけれど、こちらのシャルドネを飲んでから戻ると平板に感じる。こちらも樽は上品に使っていてエレガント。 鮪、鯛のお造り カニサラダ、ホタテのバター焼き、新タケノコの唐揚げ、銀ダラ西京焼き 【登美の丘 赤2012】 グレートビンテージの2012年。メルロー主体としたボルドーブレンド。ミドルボディからフルボディで、ボルドーともカリフォルニアとも違う、柔らかテイスト。いまが初期の飲み頃。アタックのあるスタイルではないので、正直言って印象に残るタイプではない。 おそらくこのワインのよさがわかるのは、家で食事を楽しみながら、2人で1本をじっくり飲むような飲み方。インパクトはないけれど、1本を通して飲んでみると、食事もワインもおいしいというのかな。日々の平和。 特選牛サーロインステーキ かなりサシが入っていたけれどウメー。近年は赤身志向なのだけれど、さすが一流店の味。かなりお腹いっぱいだったのだけれど、無理してステーキは全部食べてしまいました。 ガーリックライス、香物、汁。おいしかったけれど、お腹いっぱいでガーリックライスは軽くつまんだだけ。 杏仁豆腐 日本ワイン サントリー http://www.suntory.co.jp/wine/nihon/
登美の丘は何度も飲んでいるけれど、これだけ本気に飲んだのは初めて。フラッグシップには「登美」があり、ワイナリーと同じ名前ということもあり、なんだか「登美」の前座未満と勝手にポジショニングしていました。名前で損をしているような気がするのは、わたしだけ? エステートワインであることを考えると、この値段は仕方ないし、ワイン自体も高品質(←印象に残るという意味ではない)。あとは、この個性をどのようにとらえるか。 高谷氏は「昔は赤はボルドー、白はブルゴーニュを目指していたけれど、現在は日本ワイン(登美の丘)らしい個性を目指している」と言っていたけれど、まさしくその通り。 気になるのは、同価格帯の海外産ワインは強力なものが多いし、国産ワインも3千円以上となると何かしらインパクトの残るものが多い。このやさしめの酒質がどれだけ受け入れられるか。 一番のお気に入りはシャルドネ、次に赤。自宅で食事を食べながら、それぞれ1本をゆっくり飲んでみたくなりました。 サントリーさん、ご招待いただきありがとうございます。ごちそうさまでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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