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私:イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が発表した最新のアジア大学ランキングで、3年連続でトップだった東京大学が7位に転落するなど、日本の大学が全体的に後退したね。 同誌の「日本の大学は20年間にわたって資金の制約を受けており、世界の大学との競争や国際化のための支援が少ない」との指摘で、日本の現状は、GDPに占める教育予算の割合がOECD加盟国中最低であるという。
A氏:このブログでも「『文系学部廃止』の衝撃」吉見俊哉著で、現代の日本の大学の問題点をあげているね。
私:グローバル化の中、教育問題は大きな問題を抱えているね。 今朝の朝日新聞の社説に「プログラミング 小学生全員に必要か」というのがあったね。 社説はあまり読まないが、これは興味があったね。 プログラミングとは、コンピューターに動きを指示するプログラムを作ることだが、その教育の小学校での必修化について、文部科学省の有識者会議が議論をまとめたという。 プログラミング教育は、特別な技術を教えるのが目的ではなく、コンピューターを考えた通りに動かす体験を通じて、必要な手順を論理的に考える力を育むことだと定義づけたとのこと。 社説は、論理的な思考力を養うことは大切で、そのために、プログラミングによる学習を選ぶ子どもがいてもいいが、果たしてそれが小学生全員に必要なのかは疑問であるとしている。
A氏:そもそも小学校の教員のほとんどは、プログラミングを学んだことがないだろう。 必修化は安倍政権の成長戦略に盛り込まれた政策でもある。
私:学校は既に環境教育、食育、金融教育など「○○教育」でいっぱいになっていて、社会で必要だからといってあれもこれも指導要領に詰め込めば、教員だけでなく子どもがパンクする。 無理が現場にしわ寄せされる結果を招いてはならないから、中教審は指導要領の全体の中に位置づけて検討してもらいたいと社説は要望している。 一方、今日の朝日新聞の社会面では、2022年度から始まる高校の新学習指導要領について話し合う中教審の部会は27日、「総合的な学習の時間」を充実させる案を了承し、科目名を「総合的な探究の時間」(仮称)に変更し、自ら課題を見つけて解決策を探る力を養うと報じている。
A氏:総合学習は02年度以降、小中高校で順次導入され、地域の課題を調べて活性化策を議論したりといった実践的な学習が行われてきた。
私:中教審は課題を解決することを明確化するため、高校では科目名を「学習」から「探究」に変えるよう求め、文科省はこの方向に沿って指導が充実するよう、総合探究の補助教材をつくる方針で、情報を分析して思考する技術や成果をまとめて発表する方法などを効果的に身につけられるようにするという。
「東工大、集う文系の達人 中島岳志氏・磯崎憲一郎氏ら次々教授陣に 教養重視の伝統」、「大学病院革命」でこのブログでとりあげたリベラル・アーツ学習の重要性かね。
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Last updated
2016.06.28 11:18:53
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