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2018.09.23
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大手電力会社に対する買収劇と原発事故を描いた作者の真山仁氏が、朝日新聞の取材に応じた。

 

人気小説「ハゲタカ」シリーズ5作目となる新作「シンドローム」が刊行され、原発事故や電力の問題について「(著書が)改めて真剣に考えるきっかけになれば」などと語った。

 

今回、買収の標的にしたのは、国の特別待遇で「絶対に損をしない」収益構造を持った「首都電力」。

 

その東北地方の原発が2011年3月、巨大地震と津波に見舞われ、メルトダウン(炉心溶融)を起こし、責任回避に躍起になる首都電に対し、主人公・鷲津政彦が果敢に買収を仕掛けていく、というストーリーだ。

 

東京電力福島第一原発事故故後、真山氏は関係者に集中して取材し、小説はフィクションだが、数々の証言や調査に基づいた場面描写は生々しい。

 

A「ハゲタカ」シリーズで真山氏は、バブル崩壊やリーマン・ショックなど日本経済や世界経済の転換点を描いてきて、このシリーズが「『歴史小説』なんだと気付いた」といい、11年の東日本大震災と原発事故を描くことは「必然だった」と語る。

 

 主人公は、これまでダメな企業を買いたたいては再生してきたが、今回の標的は地域の電力供給を独占し、かかった費用をすべて電気料金に上乗せできた電力会社

 

真山氏は「ライバルがいない。コストが上がれば(電気代に)のせる。やりたい放題。だからハゲタカにとっておいしい企業ですよ」という。

 

作中で、国の原発政策の責任も問い、「国内に原発を50基以上も抱えるのに、なぜ事故に対応する手法・組織がなかったのか。大きなショックだった」からだという。

 

私:ブログで「ベイジン」上巻「ベイジン」下巻で、すでに、原発事故以前真山氏はフィクションで描いている。

 

この小説は福島第一原発事故の3年前2008年7月に単行本で発刊され、原子炉のトラブルを扱っているが、最初、日本の原子炉を舞台にしようとしたが、日本の専門家に   「日本の原子炉は絶対安全だ」と言われ、中国に舞台を移したという経緯がある。

 

もし、そのとき、著者がこの小説の舞台を日本にしたら、政(地方自治体も含む)・官・民・学・マスコミの「原子力村」を描いただろうね。

 

真山仁氏は「全電源喪失」をすでに「想定」してこの小説を書いていて、原子炉の冷却に消防車の水を使うが、これもなくなると、海水を使うことを考えるというように、「全電源喪失をすでに「想定」してこの小説を書いていて、福島第一原発事故を予言したようなストーリー展開。

 

 この作家の「想像力」は、3年後の福島第1原発を予告したものになっていた。
  

  しかし、「原子力村」の「原発安全神話」がそれを阻んだようだ。

 

福島第1原発事故は「想定外」で逃げているが、それは「想定外」でなく、当事者の「想像力」の欠乏からくる「想定外」。
 
原子力村」の人びとにせめて真山氏くらいの謙虚な「想像力」があったら、今度の事故対応は大きく変わり、逆に日本の原子力技術を世界に宣伝できただろうに。
 

想像力」欠如の「傲慢」というのは怖いね。

 

真山氏は、2ヶ月ほど前テレ朝のインタビュー「失われた20年」は30年、40年となっており、原因は日本の産業力の停滞だと言っていた。

 

真山氏の今後の日本経済の行方についての「想像力」に期待している。

 

 






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Last updated  2018.09.23 15:43:36
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