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カテゴリ:映画
「フォレスト・ガンプ」のロバート・ゼネキス監督作品だというので、あまり気が進まない映画だったが観てみた。
部品の摩耗が原因で起きた旅客機の墜落。しかし超人的な操縦テクニックで最悪の事態を回避した凄腕の機長が実はアル中だったというお話。 冒頭30分はなかなかだ。愛人のスッチーとセックス明けの機長は睡眠不足で二日酔い。コーヒーとアスピリンとコカインですっきりさせ短時間のフライトにのぞむ。 居眠りしながら操縦していた飛行機が急降下を始める。だがこの機長はものすごい集中力と判断力で飛行機を危機から救い、なんとか不時着。ここまでのシーンは臨場感がありパニック映画としても一級。ここまでで機長の人柄や事故原因が機長にないことが描かれる。 しかし血液検査で飲酒疑惑が発覚。辣腕弁護士をやとって裁判を逃げきろうとする。逃げきることができる、その寸前で機長は真実を告白し有罪となる。 機長が同じ刑務所の囚人たちの前で懺悔するシーンで終わるのだが、こういう終わり方しかなかったにせよ、正直を是とするアメリカの自画自賛、安っぽいアルコール撲滅運動映画を見せられたかのような印象が残ってしまったのが、前半のできがよかっただけに残念。なぜアルコールを抑制できないのかという心理への踏み込みがまったくないのがその原因だろう。 長距離バスの居眠り事故、JR運転士の覚醒剤使用といったニュースが巷間をにぎわしているが、この映画を観た人のうち数%は公共交通機関、特に飛行機にはしばらく乗りたくないと思うだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 30, 2013 07:59:44 PM
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