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カテゴリ:映画
Netflixで映画「MINAMATA-ミナマタ」を観た。2年前の劇場公開の時には日程が合わず見逃していた。
今、劇場の映画料金は1900円。2回分でDVDソフトが買える。配信サービスも充実してきていることを考えると高すぎる。もちろんポイント還元や各種割り引きがあるので実態を平均すれば1500円を切るのだろうが、それなら割り引きや還元率を下げてでも通常料金を下げるべきだと思う。 閑話休題 「MINAMATA-ミナマタ」はジョニー・デップが製作主演した作品。水俣病を世界に告発した写真家ユージン・スミスを描いている。 ストーリーはわりとありがちな展開をする。報道写真家としてピークを過ぎて厄介者扱いされているスミスが、のちに配偶者となるアイリーンに導かれて水俣に行くところから始まり、被害者家族や住民運動にふれ、暴力による妨害にあいながら写真を発表するまでが描かれている。 終盤に有名な写真「貞子と母の入浴」を撮影する場面がある。ここは涙なしには見ることができない。病に侵された娘を抱き抱えて風呂に入れる母の姿が写される。裸を写しているために否定的な意見もあるようだが、水俣病の現実とともに母親の愛情を強く表現した渾身の作品は聖母子像のようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.29 21:19:36
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