テーマ:時代小説がダイスキ(480)
カテゴリ:日本ミステリ(さ行作家)
<あらすじ> “銀のなえし”―ある事件の解決と、政次の金座裏との養子縁組を祝って贈られた 捕物用の武器だ。 宗五郎の金流しの十手とともに江戸の新名物となる、と周囲が騒ぐのをよそに 冷静に自分の行く先を見つめる政次。 そう、町にはびこる悪は あとを絶つことはないのだ。 亮吉・常丸、そして船頭の彦四郎らとともに、ここかしこに頻発する犯罪を 今日も追い続ける政次たちの活躍を描く 大好評シリーズ第八弾。 (「BOOK」データベースより) 荷足のすり替え/銀のなえし/唐獅子の鏡次/巾着切り/八つ山勝負 順調に読み続けています。 鎌倉河岸捕物控シリーズの8作目。 金座裏の宗五郎とおみつの養子になり、若親分となった政次が話の中心となります。 タイトルの「なえし」って何だ?と思われるでしょうが、事件の解決と養子縁組を祝って政次に贈られた武器のことです。 文中ではこんなふうに描写されています。 ”銀製の柄は鹿のなめし革で包まれ、柄頭には銀環がついている。柄と本体には鈎も鍔(つば)もなかったが、八角の輪が二つを隔てるように嵌められている。一尺七寸余の鈎(かぎ)のない八角の十手のようなもの。” かぎも鍔もない鉄の棒のようです。表紙に絵がありますね。 かぎがある分、十手の方が使いやすいような気がするのですが、どうでしょう。 政次は、赤坂田町の神谷道場の朝稽古に 走って通い続けているだけあって、剣の腕も上達しました。本当に強い。 おまけに冷静で、誠実で、いい男なのですから、今やヒーローです。(亮吉と彦四郎も頑張れw) しほとの関係にも大きな進展があります。 仲良し4人も大人になり、雰囲気が変わっていくのでしょうか。 捕物帳であり、青春ものでもあるこのシリーズの、独特の爽やかさが好きです。 ![]() 銀のなえし新装版 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日本ミステリ(さ行作家)] カテゴリの最新記事
新装版が出たんですね(*^∇^*)
なえしはなじみがない武器(?)ですが、工夫をしてだいぶ活躍しているみたいですね(^ ^) やっと独り祝言の順番が図書館から回って来ました(^ ^) 爽やかなシリーズなので今後も続けて欲しいです(^o^)/~~ (2009年02月19日 09時02分55秒)
もくよう☆さん、こんばんは!
>新装版が出たんですね(*^∇^*) このシリーズは人気があるということでしょうか? >なえしはなじみがない武器(?)ですが、工夫をしてだいぶ活躍しているみたいですね(^ ^) なえしというものを、この作品で初めて知りました。銀製品だから高級感がありますねw >やっと独り祝言の順番が図書館から回って来ました(^ ^) おお、最新作が来ましたか(^_^)何だかハラハラしそうなタイトルです。 >爽やかなシリーズなので今後も続けて欲しいです(^o^)/~~ 爽やかで、スカッとする持ち味がいいですよね。私も読み続けようと思います。 (2009年02月19日 22時34分23秒) |
|