テーマ:ミステリはお好き?(1445)
カテゴリ:日本ミステリ(あ行作家)
大学の男子寮で殺人事件が発生。 犯行時刻に 外部からの侵入者はいなく、すべての寮生にはアリバイがあった― 「有罪としての不在」 や、“水難” とは何を示すか見きわめると、犯人がわかる? 「水難の夜」など、さすらいの名探偵・信濃譲二が奇想天外な難事件の謎を見事な推理で解決する 七つの傑作短編を収録。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) ドア⇔ドア/幽霊病棟/烏勧請/有罪としての不在/水難の夜/W=mgh/阿闍利天空死譚 ちょっと風変わりな探偵・信濃譲二が たまたま現場に居合わせて事件を解決する短編集です。 彼は、家シリーズに登場した探偵だったのですね。 私は『長い家の殺人新装版』は読んだことがあるのに、気がつきませんでした。 信濃ファンには怒られそうです。 ファンというより、マニアになるのでしょうか? というのも、この探偵はかなり不審な人物だからです。 ひげ面で、一年中タンクトップで、ビーチサンダル。 いったい何をやって生活しているのかわからないし、出てくるたびに肩書も違います。 そして、事件現場にひょっこり現れ、さっさと謎を解いて去っていく……怪しいです(笑) 短編集なのであっさり目の味わいになっていますが、コテコテの本格を楽しむことができました。 歌野さんらしく凝ったトリックばかりです。 謎は簡単なものから、鬼レベルのものまであります。 すべてに作者からの挑戦状がつけられています。 あなたは何問答えられますか? 私がわかったのは二つだけでした。 ノベルスでは全編解決編が袋とじだとか。 袋とじを開けてみたかったです(笑)
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