その名は「火の玉」
こてつと公園で遊んでいると、犬を連れた家族がやってきた。こてつは犬に目がない。寄って行きたくて仕方なくなる。「知らない犬に、いきなり近づいちゃダメだよ」と言われているので、すぐには行かないが、おずおずと飼い主の方に歩いていき、OKサインが出るのを待っている。この犬は、白いブルドッグだった。飼い主に聞くとまだ6ヶ月の子犬だと言う。飼い主さんに許しを得て、こてつは嬉しそうに、そのブルドッグの背中を撫でている。時々手を舐められてキャーキャーと嬉しそうだ。で、このブルドッグ、名前を「Fireball」と言うらしい。火の玉かい。機敏そうな名前とは裏腹に、ぜーぜー言って(←まだ子犬なのにさ)座っている姿がなんとも滑稽で(笑)。家に戻ってから、こてつに「今日会った犬の名前は何だったでしょう。」と聞くと、ちょっと考えて「Stinky dog!(臭い犬)」だって。手を鼻に持っていって「Stinky,stinky!」と繰り返す。「火の玉」は若いくせに臭かったらしい。