カテゴリ:メンタルヘルス、モチベーション
リチャード・カールソンの“くよくよするな”ブックス―プレーにストレスを感じるゴルファーのために ドントスウェットプレス編集部 訳 鈴木 玲子 扶桑社 2003年刊 65 一回のストロークを大切に 苦手ホールを前にした時の心得・・ ≪そのホールをプレーする上で必要な集中力を取り戻すために、一回につきひとつのストロークのことだけを 考えましょう。 おそらく、苦手なホールに向かっているとき、あなたはすでに前にそこでプレーしたときのことを思いだして いませんか。 それなら、心の中で「あのときはあのとき。今は今。今日はまったく別の日なのだから。 新たに最初のストロークからやり直すんだ」と言い聞かせ、意図的に悪い印象を切り捨てましょう。 そうすれば、あなたの集中力はこれから打つ最初のストロークをどうするかということだけに向かうでしょう。≫ 68 集中力を持続させる ≪「集中している」という言葉は、まさに気持ちの焦点がひとつのところに集まっている状態を意味します。 「集中している」ときには、肉体的にも精神的にも、非常に望ましいバランスが取れた状態にあります。 ふつうの生活の中でも、そのような「肉体的にも精神的にもバランスの取れた状態」にあるときには、 どんな緊急事態にもあわてることなく、冷静に落ち着いて対処できるはずです。≫ ≪ゴルフにおいても生活面においても、「集中している」状態とは、結局、次のことにつきると言えるでしょう。 すなわち、「今という瞬間に全神経を傾ける」ということです。 先のことを心配したり、過去に犯したミスを引きずったりするのは、 どちらも「今という瞬間に全神経を傾ける」ことにはなりません。 それでは、ゴルフをやっても、うまくいくはずがないのです。 集中力が散漫になり、肉体的には筋肉がこわばって、動きが固くなります。 そこで集中している状態に戻ることができれば、精神面でも落ち着くと同時に、 自然に身体もリラックスしてきます。≫ ≪つねに「今という瞬間に全神経を傾ける」集中力の維持とは、ある意味で禅の精神にも共通する部分があります。≫ ≪次のホールをどうしようかなどと考えてはいけません。 また、前のホールの失敗にくよくよしていてはいけません。 ただひたすら、「今という瞬間に全神経を傾ける」のです。≫ 72 どんなひどいラウンドも、いつかは終わる ≪ゴルファーなら覚えておいても損はない、ある古い格言があります。 「これもまた、いつかは終わる」≫ ≪何もかもうまくいかないラウンドで、腹立たしさといらだちと挫折感でボロボロになったときなど、 これほど救いとなる言葉はありません。≫ ≪ラウンドにはスタートがあり、そして、いずれ終わります。 その間、すばらしいプレーもあるでしょうし、惨憺たるプレーもあることでしょう。≫ ≪思えば、人生も同じです。 新しい季節はめぐり、やがて去ります。 あなたもこれまで、喜びも哀しみも、苦しいときも晴れがましい成功のときも、 楽しさも心の傷も、すべて通りすぎてきたはずです。 改めて振り返ってみれば、ものごとはつねに変わりつづけていると気づくはずです。 要は、問題にぶつかって苦しいときに、この変化のサイクルを思いだせるかどうかです。≫ ・・第1ホールで、10打の大叩きをした日も、 客先で始業前に待機しクレームを受けた日も、確かに絶対「終わり」ます(^^♪ <目次> 所詮は「ただの遊び」 同伴者のプレーを辛口批評しない スコアがすべてではない 誰もが最初は初心者だった まわりのことなど、気にしない 駄目なときには笑い飛ばそう 全ホールの結果報告はやめておく 風に立ち向かおう ラウンド前の練習では、テンポとリズムだけに集中 ボールは止まったところから打つ〔ほか〕 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.05.01 22:17:34
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