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なんかイタリアで大きな地震があったとか。案外向こうの方も地震が多いそうで。それで今問題になっているのが地震予知の話。
地震発生前、現地の地震学者で元国家原子力研究所職員のジャンパオロ・ジュリアーニ氏が「大地震が来る」と当局に上申していたことがわかった。同氏は自家用車のスピーカーで住民に避難を呼びかけたが「パニックを広げる」と市に自粛を求められていた。同氏は地下の岩盤から放出されるラドンガスの量で地震を予測する仮説を提唱していて、それに基づき今年2月ラクイラ市に住民の避難を呼びかけていた。しかし市は騒乱を引き起こすと、警告を続けるジュリアーニ氏のホームページを閉じるよう命じていた。一方、イタリアの災害救助隊によると、ラクイラでは1月中旬から約200回におよぶ微震が確認されている。気象庁によると、情報として価値のある地震予知(起こる時、場所、大きさの予測)は、地震の予測される地域で科学的な観測が十分に行われ、岩盤の伸び・縮みなどの高感度観測装置などによる常時監視体制が整っていることが欠かせない。こうした体制が整っていなければ、直前に予知できるほど科学技術は進んでいないという。また、ある学者はラドンと地震との関係が明白ではないと話す。 私も授業でやったが地震予知はかなり難しく技術も大して進歩していないとのこと。今回のラドンを使った地震予知は謎である部分がまだまだ多く、たまたま当たったにすぎない。それに当たったと言っても「近いうち」というだけで具体的な日にちまでは分からなかったはず。確かに万が一のことを考えると市の対応は誤りだったのかもしれない。しかし、万が一しか当たらないことをいちいち気にしたらパニックだって起こるし、それに外れたときの経済的な損失やガッカリ感というのは相当なものだろう。市の対応は納得のいくものだと私は思う。 <地震対策について> 一番重要なことは自分の身は自分で守れるということ。地震が多い国に暮らしているのであれば常識である。こういった面でも今回の件では一概に市が悪いとはいえない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.09 14:22:39
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