流涎 その1
流涎の原因として、『脳卒中の摂食・嚥下障害』に、以下のようにありました。唾液の分泌の亢進唾液が嚥下できない口唇閉鎖不全心理的要因また、『急に患者の流涎が増加した場合には、[1]脳卒中の再発、[2]口腔内の疾患を考えるが、原因がよくわからない場合も多い』とあったので、急性期の流涎の量には注意していきたいと思います。絵でみる脳と神経第3版では、以下のように載っていました。唾液の分泌促進 副交感神経で、顔面神経唾液の分泌抑制 交感神経で、胸髄視床下部視索前野の刺激によって、副交感神経機能亢進が起こる。唾液分泌の亢進の機序は詳しく調べれていませんが、唾液腺のアイスマッサージがよいとのことなので、流涎や、唾液嚥下回数が多い患者さんには、状況により実施しています。