失語症の方との話題
月に1度程度行っている失語症の方へのボランティアで、今日は、絵の会でした。前回のクリスマス会で、ある失語症の方と話題で、調べておいたことが、少し役に立ちました。「科学」の話題で、なかなか難しい話でした。以下は、メモです。ハイゼンベルグ・・・(Heisenberg、1901 - 1976)は、ドイツの理論物理学者。行列力学と不確定性原理によって量子力学に絶大な貢献をした。1932年に31歳の若さでノーベル物理学賞を受賞。ヨハネス・ケプラー・・・(Johannes Kepler、1571-1630)は、ドイツの数学者、自然哲学者・占星術師。ケプラー以前の天文学では、惑星は中心の星の周囲を完全な円軌道で運行すると考えられていた。プトレマイオスによって天動説はほぼ完成し、長きにわたって惑星は円軌道で運行すると信じられた。コペルニクスは地動説を提唱した。そのコペルニクスもまた、惑星は円軌道で運行するという考えに縛られており、コペルニクスの地動説は従来の天動説に対し、単に周転円の数を減らしただけに過ぎない。これに対してケプラーは、惑星の運動を歪んだ円、もしくは楕円であるとした。惑星の軌道を楕円と仮定するとティコ・ブラーエの観測した結果を説明できることが分かり、後にケプラーの法則とされた。これによってようやく地動説は、従来の天動説よりも単純で合理的で正確なものとなったのである。ケプラーの法則によって導かれる結論は、距離の二乗に反比例する力によって、惑星が太陽に引かれているという事実である。ケプラーは「太陽と惑星の間に、磁力のような力が存在する」として、その事に気付いていたが、その力の正体を解明するに至らなかった。後にニュートンによって、その力の正体は「リンゴが木から落ちる力と同一」である事が解明された。すなわち万有引力である。ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ・・・(Gottfried Wilhelm Leibniz, 1646-1716)はドイツ・ライプツィヒ生まれの哲学者・数学者。微積分法をアイザック・ニュートンとは独立に発見/発明し、それに対する優れた記号法を与えた。現在使われている微分や積分の記号は彼によるところが多い。猿投山・・・(さなげやま)は、愛知県豊田市と瀬戸市にまたがる山である。珪砂・・・石英を成分とする砂は珪砂(けいしゃ・けいさ)と呼ばれ、石英を主体とした珪化物からなる鉱石は珪石(けいせき)と呼ばれる。中村 桂子・・・(なかむら けいこ、1936年-)は、日本の遺伝学者、JT生命誌研究館館長。著書 : 『あなたのなかのDNA--必ずわかる遺伝子の話』(ハヤカワ文庫, 1994年)、『ゲノムが語る生命』(集英社新書, 2004年)