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カテゴリ:がん医療について
みなさまおはようございます
がん対策基本法案の与党案と民主党案の比較検討その2です。 ここからは、書かれる内容や順序が違ってきますので、与党案をベースに、それに対応する民主党案を並べる、という書き方にしていきます。 また、民主党案のほうがずっと具体的で内容も充実しているため、対応する与党案のないものに関しては、適宜調整して書くようにしたいと思います。 【与党案】<POINT> 与党案では第二章でしたので、対応する民主党案第十四条を並べました。 自民党案では地方公共団体にすべての責任を投げてしまっていますが、民主党案の 大きく違う点は、がん対策推進本部の責任においてやる、という点です。 がん対策推進本部に関する規定は、民主党案の最後に出てきますが 「本部長は内閣総理大臣をもって充てる」と、明言しています。 これはがん対策法を持っている国では、アメリカもそうですし、一般的なことです。 だからこそ、この法律が必要なのです。与党案では、すべてが地方公共団体に丸投げで、 現状とそれほど差はありません。責任を押し付けられる地方公共団体が慌てるだけでしょう。 そのほかにも、具体的な項目を明示していますから、国がこれを法律をもって国民に約束 すれば、やらないわけにはいかなくなります。 そして、さすがであるといいたくなるのは、 「当該施策の具体的な目標及びその達成の時期を定めるものとする」 「第三項の規定により定める目標の達成状況を調査し、その結果をインターネットの 利用その他適切な方法により公表しなければならない。」 という、堂々たる約束です。 計画の見直しが五年ごとの与党案と三年ごとの民主党案の違いも、大きいですね。 がんの医療は、決定打のないだけに、日進月歩、手探りで進む部分もあります。 きめ細かく軌道修正しなければ、適切な対策とは呼べなくなります。 がんの対策が5年も放置されていたのでは、お話にならないと言うべきではないでしょうか? これでは、国民のための法律というより、行政のご都合優先というべきでしょう。 まだまだ続きますが、一旦これにて(その2)をアップします。 昨日の治験のあり方に関する検討会で(内容は相変わらずでしたが)、治験のことと関係なく、私の心に響いた言葉がありました。 『 ■立法目的(保護法益)は何か ■誰からそれ(保護法益)をまもるのか 2つの視点を忘れた議論はナンセンス 』 この、がん対策基本法は、国のためでも、医療従事者のためでもなく、がん患者(今後がんになるかもしれない人も含め)のための法律です。 がん患者とその家族(或いは遺族)の、ためのものであり、いつ誰がなるかもわからないことをおもえば、全国民のためのものなのです。 それを忘れた議論はナンセンスということですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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数日間気合の入った記事が続いておりますが、大変ご苦労様です。まだまだ普通の主婦の道は、遠そうですね(笑)。
(案)は私もプリントアウトして眺めてみましたが、比較までは・・・。と思っていたところ、SunChaildさんがアップしてくださったので、おかげで楽させて頂きました。 読んでます。解説付で勉強させて頂きます。 がんばって下さい! 追伸:「オレゴンから愛」はいかがですか?(笑) (2006年05月26日 13時00分02秒)
読んでくださってありがとうございます。
やるのはラクではありませんが、読んでいただけるなら、やる甲斐があると言うものです。 とかいいながら、中途半端なまま止まってしまって申し訳ありません。 せっかく比較検討してもタイムリミットまであまりにも時間がなく、『国会で審議して紛糾したらもうお終い』なんて言う意見もあったりするものですから・・・・。 良いものは、誰の目にも明らかで、良いことは良いはずなのに、どうも日本の民主主義は、そういう事をオープンに出来ないようです。 水面下では、どうなっているのでしょうね。 民主党の先生方に、ぜひがんばっていただきたいと思っています。 追伸:『オレゴンから愛』は、見たことないです・・・(;^。^A (2006年06月07日 17時04分59秒) |