カテゴリ:必殺シリーズ
渡し舟の順番を、坊やと婆やに譲った三味線や。
しかしその舟が転覆、縋り付かれた物見遊山の舟の侍たちは、助けるどころか撫で斬りに。 不浄とは思わないのか。 なんだこの地獄絵図は。 三味線やは「余計な真似をした……」と悔やむが、悪気があったわけでないどうにもならない。 坊やの両親、被害者の供養のため仏像を建てることを考える。 しかも母の手彫り。 しかし人殺したちは、罪に問われなかったとはいえ、自分たちの行った流血騒ぎの記念碑が残ることを喜ばなかった。 何度壊されてもめげない母の姿は町民たちの評判となり、見物客どころか賽銭が投げ込まれる騒ぎに。 事件とは無関係の飾り職も、観音様のため宝飾を作り始める。 まだ出来上がってもいない観音さんが夜鳴きするという噂がたつ。 子授けのご利益があるとか言われ始める。 そして無事に観音様が彫りあがるのだが、出来上がったとたんに仇に取り上げられる。 最後まで戦った母の遺体が大川にあがる。 これだけのことをやっといて、夜釣(この時代なので本当に暗い)に出かける連中の神経を疑う。 いかにも化けて出そうじゃないか。 最後に観音様が本来の居場所に落ち着くのは、「祟り」に屋敷のものが怯えたせいとしか思えない……いい気味だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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冒頭の坊ちゃん 泣けますね。
(2024年03月12日 02時20分31秒)
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