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カテゴリ:ソウル
Skip Mahoney & the Casuals - Land of Love A-BET410 (1976) 多くの先人方がスキップマホニーの素晴らしさを紹介されていますので、僕如きが今更何も云うべきことがないのですが・・・。この歌声を愛して止みません。ワシントンDCの4人組みスウィートコーラスグループです。甘茶ソウルを聴き始めて、ああ、こんなに美しい音楽に出逢えて本当に幸せだと実感しました。甘く切なく狂おしい稀代の名盤、「Land of Love」です。今回敢えて取り上げたのは、なんとユーチューブにて丁度スキップマホニーの動画が上げられているのを発見した興奮からと云うこともあります。 Skip Mahoney & the Casuals / Wherever You Go スキップマホニーが体育館みたいなステージで動いてます。(ボトムの太さには吃驚します・・)そして音源の通り、図体もデカければ其の強烈なファルセットで会場を呑み込んでいます。バリトンもなかなか艶のある発声ではありませんか。此方のステージの演奏では拍子も4/4と、原曲のドリーミーな3連拍の感じが若干感じ辛いのが珠に瑕。ただ、アルバム録音が4分33秒なのに比べ、尽き果てる迄絶叫せんばかり身の毛も弥立つ7分25秒の尺は魅力的。中盤のバリトンとファルセットの応酬は聴き応え充分であります。途中、変なパパパコーラスとラリってる踊りには少々萎えますが(なんであんなぶち壊しなコトするんでしょう!お茶目な人なんですかね。)、後半で聴かれる「Your Funny Moods」盤でのダミ声バリトンも、嬉しい聴き処であります。 録音の音源を試聴できます。 Skip Mahoney & the Casuals / Wherever You Go アルバムは棄て曲無しの全8曲。スキップマホニーのつんざくようなファルセットに、極甘のコーラスやホーン弦などが纏わりつく、全編夢世界。冒頭1、2、3曲の目眩めくスロウバラードには敢え無く失禁寸前です。特に"Bless My Soul"ではうっとりと温もり深い弦の調べが素晴らしいです。リズムの出る箇所でも分厚く鉄壁のコーラスがにくい。収録時間が短いのがどれも勿体無いと思ったり。ドロドロに間延びするコーラスがあと1、2分あっても浸れるのになあ、と。B面冒頭で5に震え、7ではムードが爆発。胸が張り裂けるような絶品のコーラスと、只、繰り返される"I Love You,I Need You"と云う言葉には情感がこもり痺れます。8の軽やかな吹き抜けのダンサーは何処までも爽やかに。涙を振り切り、感動的な一枚のアルバムは幕を閉じるのでした。 01.Land Of Love 02.This Is My Last Time 03.Bless My Soul 04.And It's Love 05.Wherever You Go 06.Running Away From Love 07.I Love You 08.Happily Ever After ところでこんなDVDが出ており、スキップマホニーとカジュアルズも出演、映像が楽しめるようですね。個人的にも垂涎の内容、拝見してみたいものです。ご覧になられた方はどのような感想をお持ちになられたのでしょうか。 V.A.(D.C.ALL-STARS LIVE!) / ALL-STAR LEGENDS REVUE PRESENTS THE D.C. ALL-STARS LIVE! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.12 22:39:59
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