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原発事故から10ヶ月経った今、原発への不安や放射能への恐怖は収まるどころか、農畜産物や魚介類の汚染による内部被曝、汚染されたゴミ焼却灰の処理問題、土壌汚染、放射能に汚染された被災地の瓦礫処理の問題、放射能の子どもへの影響などなど、問題は次から次へと持ち上がり、ますます根深く人々の心には不安がのしかかってきています。

少なくとも向こう30年は、東日本を中心に日本全国に、食品や堆肥などを通して放射能汚染が拡散していくことは避けられそうにありません。
国内外の研究者から、「日本では今後、福島を中心にさまざまな健康被害が現れる可能性がある」と指摘されています。それは、チェルノブイリの例を見ても明らかです。

地震大国なのにエネルギー源として原発を選択してしまった日本人の宿命とも言えるでしょう。

私達一人ひとりが、原発、放射能に向かい合い、日本の未来や、自分達の子孫へ何を伝えるのかを考えていくべき時です。

昨年9月末頃、雑誌の取材で京都大学原子炉研究所の小出裕章先生へインタビューをしました。
このインタビューが、皆様のお役に立つことを願い、ここにその時の録音内容を、小出先生の許可を得て掲載することにしました。

以下、小出先生への一問一答

Q セシウムが検出されたお母さんは母乳を飲ませても大丈夫ですか?

A まず、始めに申し上げたいことは、(放射能に関しては)「大丈夫」という言葉は使ってはいけません。被ばくというものに関しては、どんなにレベルが低くても「大丈夫」などということはあり得ない。ですから、母乳の濃度がどれだけかにかかわらず、危険は必ずあるのです。その危険を承知した上で母乳にするかミルクにするかという、その選択をするということです。大丈夫などということはないし、心配ないなどということはないのです。
 これくらいのレベルなら大丈夫だとか、心配ないだとか、そんな言葉を使ったら、もうそこでダメになってしまいます。

Q それでは、お母さんたちは自分で判断するしかないのですね。

A そうです。数値を見て、粉ミルクにするか、母乳を続けるかを、自分でリスクを判断して決めるのです。粉ミルクにしても水道水で溶かすとしたら、その水道水も汚染されています。
 どちらにするかということでは、私は母乳を与えたほうがいいと思っています。
 何ベクレルの母乳を何リットル飲ませたら、どれだけ被ばくして、どれだけのリスクがあるかを計算することができるわけですから、(それを判断するための)科学的データはありますから、母乳を飲ませる良さとリスクを考えて判断するのです。

Q 食べ物に気をつけたら母乳から放射能が検出されなくなったそうですが。

A それはもちろんです。妊婦や赤ちゃんを育てている女性も、食べ物に十分気をつけなければいけません。母親の体がきれいになれば、もちろん母乳もきれいになる。

Q 原発事故から半年たちましたが、マスクや長袖長ズボンは今も必要でしょうか?

A 今の時点で、空気が汚れているかといえば、ゼロではない。注意はしたほうがよいけれど、圧倒的に汚れていたのは3月中旬頃です。その時期はマスクをすべきでしたが、今現在では、マスクの効果は大きくないと思います。
それに、子どもがマスクをして遊ぶなんてことはとても信じられない風景です。今の状況で事故が収束できるのであれば、私は子どもにはマスクをさせたくないと思います。
何度も言いますが、大丈夫でも安全でも心配ないということもないんです。もうすでに事故は起こってしまったのですから、被ばくは避けられない。その汚れてしまった環境の中で、どうやって私たちが生きていくか、子どもが生きていくか、それを選択するしかない。今の段階では、子どもにマスクをさせたくない、と私は思います。
今、何が汚れているかといえば、空気ではなく地面が汚れているんです。地面に寝転がって遊ぶような子どもに対しては、長袖長ズボンのほうが良いと、私は思います。
放射能とはつまり汚れなんです。地面に転がって遊べば、土についている放射性物質が洋服について汚れます。ですから家に帰って来たら服を脱がせて洗濯をすればよいのです。
ただ、洗濯すれば放射性物質がなくなるかといえばそうではなく、下水に流れて下水の汚泥に溜まる、今それが問題になっています。

Q地面に転がって遊ぶ場合はマスクが必要ですか?

A そういう場合はマスクをしたほうが良いと思います。マスクは呼吸で(放射能を)吸い込まないためにするのです。今現在、空気がそれほど汚れているわけではないと思います。ただ、ホコリで舞い上がってくる汚れがあるので、そういう場合にはマスクをして欲しいと思います。
ただ、マスクをさせるより、子どもが泥んこになって遊ぶような場所は除染して欲しいです。学校の校庭、幼稚園の園庭、家庭の庭など、厚さ5cmでいいですから汚れた土をはぎ取って欲しいです。子どもにマスクをさせるなんてことよりは、はるかにそちらのほうをやるべきだと思います。

Q 除染は、福島だけでなく、東京や神奈川もしたほうがよいですか?

A 程度の差こそあれ、汚れているのは事実ですから同じです。大丈夫な数値などないのですから。まずは、自分の住んでいる地域の放射線量を調べること、自分で調べられない場合は東京電力や行政に調べさせること。子どもをどこで遊ばせるべきかを判断した上で子育てにのぞむことが大切です。

Q やはり、福島の野菜を子どもに食べさせないほうがよいですか?

A 子どもには食べさせてはいけない。でも、大人は食べてください。

Q でも、食事は一緒に同じ物を作りますが。

A (子どもと大人の食事は)分けて作ってください。「3月11日から世界が変わった」ということを、皆さんきちんと知らなければいけない。親と子が同じ物を食べるなどということは、もう思ってはいけない。そういう世界になったと思ってください。「同じ釜の飯を食う」時代は終わったのです。

Q 親も被ばくしたくないから、子どもと同じ物を食べればいいのではないですか?

A 誰だって被ばくしたくない。だからといって、皆がなるべく汚染の少ない物を買ってきて食べるということになれば、福島県の一次産業が潰れてしまうわけです。私はそんなことをしてはいけないと思うから、「仕方がないから大人はあきらめて食べましょう」と言っているんです。それは、皆さんに全然受け入れてもらえないのですけど(笑)ですから、福島(及びその周辺)の物をボイコットしないで、なおかつ子どもを守れるような仕組みをつくらなければいけない。
 今、福島県の学校給食は福島県産の食材でやっている、と聞きました。そんなことはやってはいけない。学校給食はきれいな(放射能に汚染されていない)物しか使ってはいけない。
 その代わりに東京電力の社員食堂、国会の議員食堂、三菱・日立・東芝の社員食堂等々は、猛烈な汚染食品だけを使って欲しい。(力説)
 
Q 水道水は飲ませないほうがいいですか?

A 水道水を飲ませなくてどうするんですか?

Q 浄水器を使うのは?

A 浄水器はほとんど効果はないです。

Q では、ペットボトルの水を使えばよいですか?

A 山の水も今は汚染されていますから産地を確認してください。来歴の分かる水が入手できるなら、そのほうが良いと思います。


小出裕章先生へ一問一答その2、その3へ続く・・・・






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Last updated  2012.01.07 23:34:15
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